ここのところ、寒さよりも日差しを感じるようになり、夏に弱い私は、またあの強烈な紫外線と戦う日々がもうじきやってきそうだ。
私は釣りを結構やっていて、かといって高い道具を買い揃えるわけでもなく、でもよく港や磯には出かけるという、中途半端な釣り好きだった。
だったと過去形になるのは、海際に長時間、あの光の乱反射の中にいるのは今は控えているからで、実際に頭を痛くして帰ってきたことも少なくないから、最近はあまり行かなくなった。
一番行った時には、本当によく出かけていて、ほとんど毎週のように一人で港に出没していたこともあり、釣れなくてもそこでのんびりしている時間が好きだった。
そういうこともあり、今でも釣り番組とか時々観る。
そういう番組を観ていると、船で500メートル位の海の底から吊り上げられる魚と、自分がその辺の港から吊り上げる魚が違うことに気が付く。
私が港から釣ってくる、海の表層(海面近く)から釣ってくる魚は、私の目で見るとバランスが整っているように感じる。
それに比べ、海の中層から深海付近にかけて生息している魚は、どことなくずんぐりムックリでギョロ目で頭でっかちで、どうも不恰好である。
別に私が自分が釣った魚の自慢をしている訳ではない。
海の深いところに生息する魚っていうのは、海面に上がってくる時点で圧力が低下し、ずんぐりムックリで目が飛び出るから、そういう風に見えるのは仕方が無いことだ。
でもそういうのを考慮しても、深い場所に生息する魚の方が、海面付近の魚に比べると、魚体に比べ目が異常にでかい。
これらはおそらく、暗い海底でより多くの光を取り入れる為にそうなったのだろうということは想像できるが、面白いのはここから
深海魚と呼ばれるグロテスクな魚達の中には目が退化して無くなっているものも少なくない。
光が届かない世界では目が必要なくなったのだろうが、これが良く考えると興味深い。
海の深部へ行くほど暗くなるため、光を取り入れるため目が大きく進化していき、更に深部になり暗闇になると今度は目が退化して、他の感覚器官が進化する。
人も同じだ
人は脳が進化した為、身体能力が退化した。
それが人間にとっての進化と考えるなら、頭がよくて体力の無い人間のほうが実は進化していることになるが、それを望む人間は少ないだろうと思う。
それは私も同じだ
陸上の生き物を海に置き換えるなら、海面付近にいるのが野生の動物であり、中層から深い位置に居るのが人間で、深海で目が退化した生物はこれから人が行こうとする道。
バランスの取れた肉体の動物と、頭でっかちの人間と、更にその上。
つまりルパン3世に登場したマモーのように、体が退化した脳だけの存在が究極の人の進化の形と考えられなくはない。
そうなると進化しすぎるのも考え物だ。
追記
この場合、海面から基準に追いかけていったけど、実際には深海のほうが先だとも考えられる。
先に深海に生物が発生し、その後光を求めて上に上がり、上に上がるほど太陽光線が眩しくて目が小さくなっていったとも考えられる。
答えはないほうが、想像力は働くもんですね。
運動がんばって下さい(^_^)