今年はちょっと遅い山歩きの始動です。
例年は9月中旬から動き始めるので、今年は2週間近く遅れています。
山の二週間というと・・・
「だいぶ遅れてしまったなぁ~」
という印象ですが、実際どうだったのかというと?
さてどうだったでしょうか
家を出たのが朝五時半
天気予報では雨でしたが、幸い雨に降られることもなく七時には目的地到着
久しぶりの山の匂い
やっぱり自然の匂いっていいですねぇ
必要なものはリュックに入っているので、早々に山に入ります。
と言いたいところですが、ここで痛恨のミス
「あれ?あれ?あれ?」
助手席に積んだはずの服がない・・・
私はいつも運転中は長袖のTシャツの上に、軽くパーカーなどを羽織り、
現地に着いてから、山用の作業服のような恰好に着替えるのですが、
その山用の服がないのです
もう、今更仕方がない!
ということで、そのままパーカーにリュックを背負って入山
道中の温度表示盤は7℃ということで、実際外に出ると
「さ・・・寒い・・・」
とんでもなく寒いです。
そして、雨具をその時着なかったことを後々後悔することに・・・
朝露に濡れた草木をかき分け、山の奥へ奥へ上へ上へと歩きますが、
朝露がズボンはおろか、パーカーにも浸透し、早々にずぶ濡れ・・・
そのまま歩くと、いつも見て回ってる木の一本が無残に折れていました。
外見は太く立派な大木も、中は空洞
そこで歴史を見てきた大木も、また私の生きているうちに倒れてしまいました。
これも自然の流れなのでしょう
しばらく木の根元を見ながらマイタケを探して歩き回ります。
マイタケ以外のきのこはぽつぽつ。
こちらは かばいろつるたけ
そしてこれはなんだろう?
そして、歩き始めてまだ間もないときに、
すでに左ひざになにか違和感を感じていました。
でも、なんとかなるだろうと更に上へ
これは きつねのちゃぶくろ
山からの景色
まだ紅葉はしていません
あと2週間~3週間でここから見える景色は一面が赤や黄色に染まります。
そして歩くこと1時間強
マイタケが無いなー無いなーと思いながら、一本一本木を見歩き、
そしてついに最後の木まで来てしまいました。
そしてなんと最後にドラマが!
なーーーーーんてことはなく・・・
結局今日は収穫ありません
でもそれでもいいんです。
残念な気持ちはありますが、今年もその場所まで来られましたから
ところがですね
今年最初の山歩きの大変なのはここからでした。
大変なの其の一
ずっと朝露を漕いで歩いて来たものだから、とにかく冷たい寒い
その上、パーカーが水を吸い込んで重いのです。
ここに来て最初の準備不足が裏目に出ていますねぇ
大変なの其の二
足が痛い
左膝は徐々に痛みを増し、痛い左をかばって歩いていたせいで、
右膝にも痛みが・・・
そして、痛いから変な歩き方になったせいか、左足の甲にも痛みが・・・
更に、痛みに気疲れしたせいか、頭痛までしてきてしまいました。
薬は持ってきてないし、とにかく早く降りねば
大変なの其の三
電池が無い
帰り道を確認しようとGPSを確認すると、
「あれっ?」
画面が消えているのです。
そういえば、去年山へGPSを持ち込んだのを最後に、電池変えてない・・・
でも、いつも来ている場所なので、そのまま沢へと下れば帰ることは帰れる
ということで、沢下りすることにしました。
大変なの其の四
下れない
沢を下るといっても階段があるわけではないので、
ごつごつした岩を全身を使って歩くことになりますが、
ここで足の痛さが難点となります。
沢を下ろうにも、足に踏ん張りが効きません。
ここで何回も滑って転びそうになり、実際転びながら、
なんとか車までたどり着きました。
そして、車で暖をとろうと鍵を探しますが、
またまた「あれっ」
車に置いて行ったはずの鍵がないんですよ
いつも車の下の見えないとこに鍵を置いていくのですが、
探っても見当たらず、
しばらく冷や汗かきながら探し、ようやく車体の下のアームに滑り落ちている鍵を
見つけました。
ふぅ~~~
そして、頭痛を引きずったまま、温泉どころでもなく一目散に家に帰りました
山の滑り出しはこうして散々な結果に・・・
さて、次回はどうなることやら
それより先に、足が心配ですが・・・