今日届いた、一通のメールニュース
そこには切実な現実が書かれていました。
まずはお読みください
以下メール引用
私どもHondaは、このたび、2008年をもってF1レース活動から撤退する
ことを決定いたしました。
サブプライム問題に端を発した金融危機と、それらに伴う信用危機、
各国に広がった実体経済の急速な後退により、Hondaを取り巻くビジネ
ス環境は急速に悪化してきています。
当面の世界経済は不透明さを増すばかりであり、回復にはしばらく時
間がかかることが予想されます。
Hondaはこの急激かつ大幅な市場環境の悪化に対し、迅速かつフレキシ
ブルに対応をしてきましたが、将来への投資も含め、さらに経営資源の
効率的な再配分が必要との認識から、F1活動からの撤退を決定いたしま
した。今後のHonda Racing F1 Team、英国でエンジンの供給を行ってき
たHonda Racing Development Ltd.については、チーム売却の可能性も含
め従業員と協議にはいります。
Hondaは第3期のF1活動として、2000年よりB・A・Rとの共同開発という
新しい形での参戦をいたしました。その後のF1を取り巻く環境変化によ
り2006年よりHondaが100%出資するチームとしての運営に移行しました。
最高峰のレースへの挑戦は、思いのほか厳しい道のりでしたが、多くの
応援を頂き、2006年に貴重な1勝をあげることができました。頂いたご声
援に十分お応えすることなく撤退の決定をすることは大変困難をともな
う決断でした。
今後は、この激動の時代を生き抜き、レースで培われたチャレンジン
グ・スピリットをもって、様々な新たな課題に引き続き挑戦し続けてま
いります。
これまで、ご声援をくださった多くのファンの皆様、そして活動を支
えてくださったF1界の皆様に対し、心よりお礼申し上げます。
尚、来年、鈴鹿サーキットでは予定どおりF1日本グランプリを開催い
たします。来シーズンに向けての改修工事も順調に進んでおります。
ありがとうございました。
本田技研工業株式会社
代表取締役社長
福井 威夫
以上が本日届いたメールです。
撤退することにはもちろん驚きましたが、
経済状態の深刻さがもっと伝わってきました。
苦渋の決断だったと思います。
ですが、このメールを見ると、
経済状態がこの先更に悪化することが予想されます。
大幅な悪化の予測です。
ホンダのこの決断、私は正しいと思いました。
金融機関の破綻は、多くの波紋を呼び、
サブプライム問題は、もう既に過去の事のように、
日本ではあまり聞かなくなってきましたが、
その波紋は未だに広がり続けており、
世界中が危機的状況に陥っている。
それが現実です。
激動の時代を生きぬくと言っているホンダ。
大企業がそういうことを言うには、
それなりの理由がある筈です。
現在、経済状態から見ると、未来は明るくありません。
生き残るのが、大変な時代に突入しますよ。
無限の撤退も泣いたのですが、あのホンダがF1撤退とは・・・(涙)
とはいえ、ホンダは黒字決算だと聞きました。黒字なのに大規模なリストラをする、と海外メディアに取り上げられていたようです。
この決断、
「今黒字のうちに」
そういうことなのでしょう。
今後の見通しがたたないということなのだと思います。
今年の下方修正も、各メーカー大幅なものでしたから、企業はどこもピリピリしている状況ですし、F1も成績が上がってこなければ、ただの金食い虫という見方も出来ますから、復活というのも今は見えない状態なのだと思います。
ハンドル一個が700万のとんでもない世界ですからねー・・・
でも残念(>_<)