先日のブログに対して、早速、コメントを寄せて頂いた皆さま、ありがとうございました

ご自分の日常の中で、子どもさんへのマッサージをやってみようと思って頂けたり〜

また、既に行われていて、子どもさんとの良いコミュニケーションの時間と感じておられたり〜

色々なお話が伺えて、とても嬉しかったです
そんなコメントと一緒に「子どもの身体」についてのご質問を頂きました。
今回は、子育て中のお母様たちへお伝えしたいと思っている、私の気づきを含めて答えさせて頂きたいと思います。

質問
Etsuko先生は、
子どもの身体の素晴らしい点はどんなところだと感じられていますか?
改めて、体操の先生という立場からの意見を、お聞きしてみたくなりました。

答え
子どもの身体で素晴らしいと感じているのは、次のことです。
『緩んでいる』『力みがない』『関節が柔らかい(柔軟)』
これらは繋がっていることですが、子どもの場合は、
力んでいる(緊張している)状態の継続や繰り返しが少なく、
全身を使って動く度合いが高いので、特に、
関節が柔らかくて柔軟性が高いのが特徴だと思います。
これらは、いつもブログでもお伝えしている、
身体の力が発揮されやすい状態
です。

それら身体の力が発揮されていると、
次のことが際立っている子どもさんが多いと感じます。

身体の隅々まで循環が滞りない (身体が温かい、元気である)

素早く反応して動ける (転んでもケガをしにくい)

身体全体を連動して動かせる (新しい体操や動きの実現が容易)

身体の反応が素直 (良くない物を食べるとすぐに吐いたり下痢になったり、回復期に入るとスムーズに回復する)
子どもの『緩んだ』身体を大切にしていきましょう
子どもであっても、年齢を重ねると、緊張状態や身体が心地悪い状態を続ける必要がある場面も多くなります。
でも、それが終わると、身体が『緩みたい』『ゆっくりしたい』と動きたがる身体であり、
そして、スムーズに緩んで心地良い状態に戻る身体が理想です。
子ども達には、
そのままの緩みを知っている身体
で、次のような身体を育んでもらいたいと思っています。
通常••••緩んでいて力みがない
→ 力を入れることが必要な時••••必要な力を入れることができ、保持することができる
→→ 必要がなくなったら••••身体の力が発揮されやすい、緩んだ状態へ自然に戻る身体
そのためには、次の二つのことを大切にしたらいいのではないかと思っています。
緩むことリラックスすることの気持ち良さや大切さを、子どもに伝える。
親や周囲の大人が、子どもに緊張状態が続いていることに気づき、見守っていく。

だからこそまずは
子どもが力んでいることや緊張状態が続いていることに、気づくことが大切
そのためにオススメなのが、
スキンシップを大切にすることです


もちろん子ども達の表情や様子で分かるものですが、
身体を触れるみて初めて実感することも多いです。
スキンシップも、軽く肩や背中に触れたりから、抱っこしたり抱きしめたりと色々あります。
でも、時間的な余裕のなさから、ゆっくり子どもの身体を感じるように触れることが少なかったり、
また、子どもさんの年齢が高くなり、スキンシップの習慣がなくなっている方もおられると思います。
そんな方々には、前回のブログで紹介した、子どもさんへのマッサージがオススメです
身体に触れることで、子どもの身体の様子も、日常の緊張状態も、より察することができます
また「気持ちいい?」「痛い?」などとコミュニケーションしながらマッサージすることで、
身体だけでなく心も緩めることができます
ブロクへコメントを頂いた方のように、
大きくなられた子どもさんとも、楽しんで頂けたらと思います
抱っこしてみて、触れてみて、”硬い”と感じる子どもがいます
せっかくの機会なので、このこともお伝えしておきたいと思います。
親しくなって抱き寄せた時に、す〜っと身体を寄せてきて、
緩んだ柔らかい感じのする子どもさんもいれば、
やっと身体を触らせてもらえても、
身体が緊張したままだったり、全体的に硬い感じのする子どもさんもいます。
幼い子どもほど、身体は心の状態を素直に表しています。
後者の場合は、その子の日常生活を見直してみたり、子どもさんの素直な心の声を聞いてみたりすることや、
生活の中に、心身ともにゆっくりできる時間と、温かい触れ合いが必要のように感じています
人の一生を通しての健康で幸せな生活を願う、一人の体操教室の指導者の意見として聞いて頂けたら幸いです

私の気功の先生は、子どもの心身が理想の状態だとして、次のように言われます。
『大人になるにつれて身に着けてきた、習慣や運動の癖、思考の枠から自由になり、身も心も子どもに還ってゆくことで、
私たちが持っている本来の働きが引き出されていく。』
私も、
『緩んだ力みのない子どものような身体』を感じて頂けるような、クラスづくりをしていきたいと思っています


体験などをご希望の方は、こちらをご覧ください
体験ご希望の方へ
お問合わせは、こちらからお願いします
お問合せ フォーム