25黄釈子 Blog 「My Days」by Oldman+2(吉住)

コロナ予防接種0回、30年間健康診断0回の後期高齢+1、元原告団長の下り坂人生、日々の戯言。KindleWriter。

捨てる無花果

2015年09月08日 | 日記
送信from Y.Yoshizmi:「イチジク王国」愛知、JA愛知が出荷しているスーパーの商品を、家賃を集金に出向いた先の、ばーさんが(といっても、私の一つ上でしかないが)呉れたのだ。

見た目が旨そうなので、早速ガブリと食べると「おお、甘い!」と次の瞬間「げえ!、なんやこれ、苦いじゃねえか!」まるで、胃薬を口中でかき混ぜたような味がする。「毒入りか?」 たちまち吐き出して、別のを食べてみても苦い!

包丁で二つに切って、ワイフに一口お薦めすると、彼女も「なあに、これ、苦いじゃないの!」と吐き出す。

私の口のせいではないようだ。生産者も、出荷するJA愛知も、仕入れも、販売スーパーも、こんな商品を一度でも流せば、消費者は二度と「イチジク」を買わなくなる。自らの首を絞めていることに気づかない、馬鹿なんだろうか?

で、話は変わるけど、ニュース解説をひとつ。ほら、ドイツを目指す中東シリアの大量の難民の話。

シリアのアサド大統領は、いわゆる独裁者に近かったけれど、統治能力はあった。しかし、2000年に69歳で死んでしまったので、バカ息子が跡を継いだ。で、能無しだから、次第に現政権の反対勢力が力を得て、内戦状態になって決着が付かないところに、IS(イスラム国)なる過激勢力が、国家建設を目指して流れ込んで、三つ巴の内戦状態になっている。

世界の警察と言われたアメリカは世界最大の軍事力を保持しながら、1960年代にベトナムで敗走したのを皮切りに、ブッシュのオヤジが、イラクの空爆で多少の勝利を得たが、逆に滅茶苦茶な無差別空爆の犠牲者の恨みを残し、再度、息子のボケブッシュが、偽情報の大量化学兵器だの、幼児虐殺だのを世界に流して、独裁者フセインを追い詰め、イラクをズタズタにして、いまだに、イラクは国家の形をなしていない。

アフガンにしてもイラクにしても、中東の火薬庫といわれるほど火種はくすぶり続け、歴史の浅い、尻の青いアメリカ製民主主義の押し付けでは、民族を統制し、国家を形成することの難しさを味わっている。ボケブッシュを煽り立てたアメリカの責任は重い。

今の難民は、ISを生み出した湾岸戦争、空爆が原因だ。難民の流出を止めるには、シリアの内政に干渉し、兵隊を送って戦争しなきゃいけない。日本だって、全く同様な難民の大量流入が起きる可能性も否定できない。




散歩から

2015年09月08日 | ニュース
送信from Y.Yoshizmi:[20c/24c/50% 1010hPa 92p68k ] 曇り

雨は落ちていないので、7時半に河原に行こうと事務所を出ると、裏通りに小型のパトカーが3台もいて、いま立ち去ろうとするところだった。どうやら、建具屋の跡取り息子が連れていかれたようだ。

真面目な建具職人だが、何があったのだろう。しっかりした母親が外に立っていた。家の中から、まだ未成年のひょろっとした色の白い息子が出てきた。ぴかぴか光るピアスだらけの若者だ。家業を守る立派な3代目になりそうな気配はなさそうだ。

時代に翻弄され、子育てや家業の継続は滅茶苦茶、難しい。地方で、東証一部にまで育てた会社だって、創業社長の息子の代に、あっという間に崩壊する。

知ってる?人類は「絶滅危惧種」なんだ。「とき」や「らいちょう」や「ぱんだ」だの、「しろくま」だのと遊んでいる場合ではない。とはいえ、まあ、努力したけりゃすればいいけど、恐竜でなくても、地球に生まれた無数の生き物は、ドンドン「絶滅」していく。

生物ピラミッドの頂点に人類がいると思っているのだが、その人類が紛れもなく「絶滅危惧種」なんだから、その願望や欲望の果てに、地球環境を汚染すれば、当然、無数の生物が、耐えられなくなって早めに消えて行く。

少しでも、地球環境の崩壊を防ごうと努力するのは分かるけど、人類というのは、原爆や水爆を発明することは出来ても、原爆や水爆に匹敵するほどの大量のエネルギーで、瞬時に台風を抑えたり、地震を抑えたり、原爆の爆発を封じたり、原子力発電所の事故を封印したり、放射能を無能に出来ない。

爆発するダイナマイトのエネルギーを瞬時に吸収する科学は生まれない。つまり、時間と同様に、一方的に流れるばかり。これがエントロピーの法則だね。破壊は出来ても、創造は出来ない。東京スカイツリーや丸の内に新しく出来る巨大なビルも、「崩壊」の裏面でしかない。再生は出来ないのだから。

その点、毎年花を咲かせる植物や雑草は、極めて「再生」を演じるのが巧い、ということになり、人類は癒される。
建造物に癒しを感じないのは、そのせいだ。

まあ、その一方通行の道で、どのように、より長く生き延びるか、という競争だね。人類の毎日は、さ。