25黄釈子 Blog 「My Days」by Oldman+2(吉住)

コロナ予防接種0回、30年間健康診断0回の後期高齢+1、元原告団長の下り坂人生、日々の戯言。KindleWriter。

土筆がニョキニョキ

2020年03月05日 | 日記

「蕎麦なら出来ます」といつもの通り、暖かい蕎麦とお握り一個を二人分。通常営業を休業し、団体さんの段取りをしていた佐野温泉の食堂で、食べて、風呂に入った。来客が少ないので、これ幸いに、臆病な経営者が「手抜き」対応している。コロナ対応とは、手抜きのことをいうのか、事なかれ主義の保健所の指導に違いない。

もっとも、後で、休業補償でもしてもらえるなら、経営者は万々歳。腹を減らした私のような能天気な老人が、怒りを覚えて、痩せ衰える?

天気が荒れ狂う。大安寺のコメリにひとパックもなかったトイレットペーパー。「今日、配達してくれることになっているのですが、まだ来ていません。」とのこと。隣の「新鮮館」に8ロール入りが3パックあったので、一つ買った。398円。我が家がちょっと心配だった。

そういえば、同級生の県議会議員の彼の商売は製紙業で、主にトイレットペーパーを作っている。「あっぱ紙くれ!」と言ったらどう反応するだろう? 尻拭いの紙のことだから「始末書」とでもいうか?
最近は、温水洗浄に乾燥機能がついているのだから、紙など必要がないといえば、言える。

家の周りに、土筆がニョキニョキ顔を出してきた。


延期と中止

2020年03月05日 | 日記

次々と、女子ゴルフの試合が中止になっているので、渋野ちゃんのプレイがテレビ観戦できない。それも、この雰囲気では仕方がないだろう。相撲や、野球や春の選抜高校野球も無観客とか。老人子供を中心に社会全体がじっとしている。

この分では、3月は大低迷期。経済活動は最低に落ち込む可能性が高い。

じっとしているのが日常の老人世代の貧乏老人は、これ以上、じっとできないが、じっとしている。金持ち老人と同じだ。どの道、浮かれすぎの社会だから、それもいいかもしれない。浮き草家業と生命力の衰えた老人が、ふるいにかけられている。

目の荒い網の上でユサユサと左右に激しく揺らされている。


春の色

2020年03月05日 | 気象

2020年3月5日(木曜日):By Yahoo  [   4c/8c/100%  ]  68K51F  Gut0345  雨風アンド雷

一日中冬型の荒れたお天気になるらしい。夜明け前から、雨も風のある。したがって、気温も上がらない。こんな日は、つまり「佐野温泉日和」だ。

朝の散歩タイムはどうするか、外の様子を見て、時間が来たら考えよう。10歳ほど年上の村人夫婦が近年、二人でよく歩いていたのを、村人なら誰もが知っていたが、ここ1、2年は歩く姿が時々になり、ここ半年ほどは全く見かけなくなっていると思ったら、通夜に現れた旦那の姿は、奥さんの介添えで歩くのがやっとだった。

83歳か、4歳。帳場の手伝いをしていた息子に聞くと、半年ほど前から急激に歩けなくなったらしい。同じことは、鯖江で会社閉鎖をしている従姉妹の旦那にも言える。全く同年代だ。

昭和10年とか11年生まれ、戦前であり、昭和20年の終戦を挟んで、10歳前後の子供の成長期を食糧不足で迎えている時代背景と、大いに関係があるかもしれない。

話は変わるけど、いつもの散歩コースの山エリアの上り道に8本の早咲きの桜が、濃いピンク色に色づいて、全く他の品種を寄せ付けずに、独走体制で、すでに6分咲き。ソメイヨシノなど、まだ冬の蕾のまま。

「おかめざくら」と言う品種のようだ。花が大輪なら「べにゆたか」と言うのにも似ている。枝垂れ桜に似ている赤みの濃いピンク色だが、冬が終わりつつあるこの時期に、黒い細い枝ばかりの枯れた風景にいきなりこの色が現れても、なんとも風情がない。

春先、山桜にしても、水仙やソメイヨシノにしても、もちろん、梅にしても、どうして真っ白な雪景色がやっと消えたと思ったところに、白い花が咲き始めるのだろう?と不思議に思っていたが、この花の色を見て、理解した。こんなピンクは、日本の裏日本の自然界の春先の景色から「浮いている」。

無論、市役所の公園課の軽薄な知性の賜物を、ライオンズかどこかが後押しして、多彩な品種を楽しんでもらおうと植樹したのだが、風景に似合わない。色の濃い花は、あくまで、周りの緑が濃くなって、その比較対象で初めて鮮やかさを楽しめる。

この時期は、やはり梅の小さな白い花が、一番しっくりくるのだと、この年になって初めて理解できる。第一、梅はいい香りがする。桜には、香りがない。これは決定的な違いだから、春の樹花は、梅が一段格が上だな。