「藤井太洋」という、多分若い作家だが、彼の「アンダーグランド・マーケット」という近未来小説を読んでいて、半分ほどは、さっぱりわからないのだが、実に面白い!
日本の明日は、都会でこんな風に若者は生きていくという感覚があるのだ、と非常に興味深い。両親が自宅を売って、老後施設に入ると、息子は家なき子になる。現代版「デラシネ」、根無草。国内にいても、国籍が日本というだけで、移民と変わらない。
近代国家の都会、東京などは、まさにアジアン移民の、いや世界中の移民のたまり場であり、ブラックホール。あり得るなあ、と思いつつ、興味深い。
しかし、今、まさに新型コロナ騒動で、その流れはストップ状態。「封じ込める」などとワイドショーのコメンテーターは山火事でも押さえ込むように言うけれど、それは世界の政治家の国策であっても、幻想でしかない。種火が少しでも残れば、何度でも「再現」するのだから、やはり、効果的な薬の開発を待つ以外に、道はない。
さあ、なんとか、今日の予定はクリアーした。佐野温泉日和だったが、いかなかった。お天気、良くなってほしいなあ。