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-今日の独言-
米兵、タリバン兵士の遺体を焼く
アフガニスタン南部で旧タリバン政権の兵士らと交戦した米兵駐留部隊が、死亡したタリバン兵士2名の遺体を焼却した上で、「仲間の遺体を取り返すこともできないのか」と挑発している映像がオーストラリアのTVで放映されるということがあったらしい。
火葬習慣のないイスラム教に対し、メッカの方角に遺体を向けて焼いた、意図的な冒涜的行為。ジュネーブ条約に抵触する違法行為として問題視されている。
戦渦に在ることは狂気のうちにあるに等しいものだ。平時のうちに安穏として日々をおくるこの身には思い及ばぬ異様なことが、ごくありふれた当然の行為として繰り返されているにちがいない。
-参照記事サイト-
<歌詠みの世界-「清唱千首」塚本邦雄選より>
<秋-13>
秋の色よ明石の波はよるよるの月ともいはじ朝霧の空
三條西實隆
雪玉集、秋、明石浦。室町後期の人、宗祇より古今伝授を継承したと伝えられる。
邦雄曰く、第三句「寄る-夜」懸詞から「月」に移るあたりのはからいが、連歌時代にはひとつの機知として愉しまれたのだろう。初句六音の重みは結句の叙景と微妙に照応し、大家の風格と。
秋の田の穂の上に霧らふ朝霞何処辺(いづへ)の方にわが恋ひ止まむ
磐姫皇后
万葉集巻二、相聞、天皇を思ひたてまつる御作歌四首の一。仁徳天皇皇后の高名な相聞。
邦雄曰く、朝霧の晴れやらぬように、その胸も結ぼれるとの心であろう。かすかに悲痛な響きが、一首を内側から支え、殊に三句切れが印象的、と。
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