慈悲の天使のイメージに合わせた冬のステンドグラス。シンプルに雪の結晶です。色もブルー系で統一。
最初に別のイラストのためにデザインしたのがこの冬のステンドグラスで、他の3つはこれの派生だったりします。
結実の天使に合わせた秋のステンドグラスはそのものずばり、実りのイメージです。葡萄の実、葉、蔦をモチーフに紫色でまとめました。
冬は雪の結晶だから六方、春は五弁花が一番まとまりがいいので五方、夏は規則正しく八方……と考えたところで秋は七方にしたのですが実はこれがかなりの曲者で、7って10以下の数字で唯一360°を整数で割れない数字なんですよね。計算やら角度指定やらが色々と大変でした。
清廉の天使に合わせた①夏のステンドグラスは太陽がモチーフです。明るい黄色と、キャラクターの性格のイメージにもつながる直線的な構成が特徴です。
ステンドグラスのデザインはCorelDRAWを使用しました。バラ窓っぽい構成です。
聖堂の東面に位置する春は花と葉をモチーフに爽やかな黄緑でまとめました。希望の天使の髪型やアイラインが曲線的なのでくるくるとした曲線を多用しています。
イラスト・薔薇の写真などはこちら↓
以前描いた「花暦」のイラストの新バージョンを描いてみました。
12月は柊。クリスマスに絡めたというのもあるのですが、クリスマスに飾るセイヨウヒイラギとは別物なんですよね。ただこの柊も魔除けとして植えられてきたそうなので年末にいいかな、と。寒いので羽織を着てます。何故か「老舗の若旦那」というイメージが浮かびました。
ちょっと大きな画像はこちらから見られます。(外部サイト:DeviantArt)
11月は山茶花。実は北海道ではほぼ?見られないのですが以前冬に東京に出張に行ったときに初めて見ました。寒いときに見つけると嬉しい可愛い花なので、人物も優しい微笑みにしてみました。
菊が9月に移動したので10月は竜胆です。「銀河鉄道の夜」で竜胆の花の情景が印象的に使われていたので、本を読むのが好きな文学少年をイメージしました。
前回9月は待宵草でしたが菊に変えています。3月が桃の節句、5月が端午の節句(菖蒲)、そして9月が重陽の節句(菊)なので揃えたかたちになります。実は今回のシリーズで最初に構図が決まったのがこの9月です。大菊は花が大きすぎて支柱が必要→手で支えるのはどうだろう→なら顔の前に置いて真正面だ!みたいな。
8月は蓮、水の中から咲く花なので、髪や着物も水に浸かったような表現を意識しました。改めて見ると花びらの付き方や全体の形が不思議な花ですね。
7月は朝顔です。朝顔にも色々ありますが、赤、ピンク、紫などの花が続いたので爽やかな水色にしました。花自体はシンプルですが蔓の形で構図に静かな動きを加えられるのが楽しいです。
6月はやはり紫陽花、そして雨。紫陽花は花びらが多いので、バランスを取りながら一つの球体にまとめるのが難しいところ。詩集を読んでいそうな物静かな青年をイメージして描きました。
5月は端午の節句、というわけで菖蒲です。武者人形のような少年剣士(修行中)を描いてみました。刀は色々細かいパーツがあって描くのは大変だけど楽しいです。
4月はやはり桜、北海道ではどちらかというと5月ですが…。梅、桃、ときて桜も同じ花や枝を描いてしまうとどうしても似通ってしまうので桜吹雪です。牛若丸っぽい儚げな雰囲気にしました。
3月も以前と同じ桃、華やかな八重咲の「矢口桃」をイメージしています。桃は何となく子供と組み合わせたくなります。今回も新しい花暦の中では最年少のキャラクターです。純真だけどプライドの高いお坊ちゃまという感じ。