いきなり、妙にかたいサブタイトルですが・・・。
出版界の老舗、岩波書店が出している、岩波少年文庫ってありますよね。
あの文庫の最終ページに、「発刊に際して」という文章がのっているんですが、読んだこと、おありでしょうか。
とても良い文章なんです。
今日、久しぶりに読み返してみましたが、やっぱり名文だなあって思いました。
なんで急に読み返したかといいますと。
育児エッセイ編のほうに、震災直後の我が家を書いた文をのせたんですが、その記憶とちょっと連動していまして。
実は「発刊に際して」をはじめて読んだのが、震災のあとだったんです。
それまで、文庫の最終ページに書いてある細かい文字なんて、ちゃんと読んだことなかったんですね。
それが、なにげなく目を通してみたら・・・。
感動しました。
戦後の焼け野原をさした文章なのに、当時の自然災害にも、ぴったりあてはまっていたから。
たぶん、いつの時代の破壊にも、あてはまるにちがいない言葉だったから・・・。
この名文、いま現在売られている少年文庫には、残念ながらのっていないらしいんですよ。
別の文をあらたに書きおこしたみたいで。
では、私が当ブログにて再現を・・・できたらいいですが、長すぎて絶対途中でまちがえそう。
全文を掲載しているほかのブログをみつけましたので、ここはちゃっかり、そちらをご案内してしまいます。
コチラです。本屋さんのブログですが、こういうものを載せている本屋さんっていいですね。
ちなみに、角川文庫の最終ページも志が高くてすてきです。
それにしても、最近は、というか出産してからというものの、本当に読書から遠ざかってしまっている私。
今年の抱負第2弾は、「本を読む」ということにしようかな。
文を書くことと文を読むことが両立できない、っていうのが、昔からの私の悩みなんですけどね~(笑)。
「刊行の言葉集」というサイトも
みつけました。コチラです。