子どもがいる家庭で、胃腸炎の2次感染を予防するにはどうすればいいか。
現場検証の2回目は、洗面所、トイレ、浴室についてです。
まず、汚れた手を洗うときの洗面所から。
手洗いの流れは、こんなふうですよね。
1・蛇口にさわって水を出す。
2.せっけんをつける。
3.手を洗う。
4・蛇口にさわって水を止める。
5・タオルで手をふく。
これについての、感染防止の観点からの解説は・・・。
1・ここで蛇口が汚れます。
2.ここでせっけん(固形の場合はせっけんの表面や入れ物、プッシュ式の場合はボトル)が汚れます。
3・マニュアルどおりによーく洗います。
4・ここで蛇口にさわったら、もとの木阿弥・・・どーするどーする?
塩素系で除菌だと、数分置かなきゃ効果が出ないようだし・・・。
ペーパータオルとかで、直接さわらないように止めるのがいいかも。
5・流しきれないウィルスがタオルについてくる可能性ありなので、いちいち取り替え。
大変なので、これもペーパータオルがいいかも。
プラス6・流しのそばに、切ったボロ布をおいておき、シンクにはねた水滴をふきます。
せっけん入れの水滴なんかも忘れずに。
そのうえで塩素系でもう一度ふく、またはスプレーして消毒。
使ったペーパータオルや布切れは、専用ゴミ箱に捨ててふたしておきましょう。
トイレも同じ感じですよね・・・。
便座カバーやシートは、全部はずしておきます。
といっても、温められない便座だと、冬場はつらい・・・。その場合は、いちいちシート取替えしか、手がなさそう。
トイレのマットもはずしたほうがいいですね。飛び散ってるかもしれないので。
そして使用後は、あちこちをこまめに消毒。
あとは、浴室。
オムツの子の場合、洗い流さないとおしりがまっかっかになっちゃうことも。
でも、お風呂場の消毒・・・大変そう・・・。
プロセスとしては、
1・子どもと浴室にはいる。
2・シャワーを使いせっけんで洗う。
3・タオルでふく。
4・子どもにオムツをはかせたり、服を着せたり。
5.自分自身がぬれたところをふく。
で、解説は・・・といってもこの場合、水がはねたところすべてが危険地帯とみていいような・・・。
1.浴室マットや足ふきマットは、先にはずしておきます。
お風呂のふたをしめて、洗面器類も遠くに避難。
2.自分自身も下は脱ぐか、思い切りまくりあげて(笑)。
もちろん手袋とマスク装着。袖口も要注意。
最後に自分の手足も洗いましょう。
3・浴室でふく、または脱衣所にバスタオルしいて、その上で。
使ったタオル類は、まとめてポリ袋へ。
私の場合、4のあとに5を、それもてきとーにやってしまいそうですが・・・。
3のときに、自分自身もちゃんとふいてほうがいいですね。
浴室の壁や床、シャワーヘッドなんかは、とりあえずジャージャー流して、あとで消毒。
面積が広いから、スプレーじゃないと無理かも。
スプレーと書いてますが、これは市販の「次亜塩素酸水」のことです。
消毒液を作るのに使う漂白剤は、人体に有害ですが、これは食品添加物からできているので大丈夫。
手足に使っても安心(あ、飲んだらダメですが、もちろん)。
洗えないじゅうたんとか、敷布団なんかにも、これをたっぷりスプレーすれば効果があるんじゃないかと思い、某メーカーさんにきいてみました。
効果あるとのことです。
ただし、色落ちするかも。
10分くらいおくと、消毒がすんでただの水になるので、あとでふきとってくださいとも言われました。
お布団、難問ですからね・・・。
ネットで調べると、スチームアイロンとか熱湯とか出てきますが、そんなのできるかどうか。
ばんばんスプレーしちゃえばいいなら楽だなあ・・・でもお値段が1本2千円前後と高額なので、ばんばん使えないのがこれまた難問だなあ・・・。
以上。
ヘンなところで凝り性なので(笑)、ヒマ人かもと思いつつ、ちょっとしつこく現場検証してみました。
感想はやっぱり・・・「めんどくさい!!」のひとことです。
免疫力にかけたほうが、なんぼか楽かも~!
とりあえず、この話題は今回でおしまい。
これが役立たないですむのが、いちばんいいんですけどね。
「子どもから胃腸炎をもらわない方法 1」 は
コチラです