「ARIA」(清水玲子 1990年5月)
「WALTZ」(清水玲子 1995年7月)
今回は「絵師」の名がふさわしいおふたりの画集を。
まずは清水さんですが・・・ほんっとーにお上手ですね・・・それしか言えません。
アリアが第一画集で「月の子」「ジャックとエレナシリーズ」がメインです。
ワルツは第二画集で「輝夜姫」も半分くらい入ってきてます。
清水さんといえば、最近はもちろんバリバリにハードな「秘密」でご活躍ですが、それしか知らない人がアリアを見たら、きっとびっくりしますよね。
くらくらするほどロマンチックな画面。きらきら輝く少女マンガの世界。
こういう世界はもう描かないのかなあ・・・。
ご本人からすれば、きらきら画面は描き尽くした気分なのかもしれませんけど・・・。
アリアのあとがき。
「デビューしたてで暇だった1982年と1983年に、10日に1枚ペースでカラーを描いた。あのころ山のように汚ない絵を描かなかったら、イラスト集なんて出すことはできなかったでしょう」というようなことが、書いてあります。
なるほど、納得です。
「花色更紗」(波津彬子 1993年9月)
「彩織り幻想」(波津彬子 2001年11月)
お次は波津さんですが・・・ほんっとーにお上手ですね・・・それしか言えません。
2冊とも、雨柳堂などの自作マンガと小説イラストのお仕事とが、ミックスしてます。
美男美女に加えて、文様のみごとさと色彩の上品さ。そっくりそのまま着物の柄にできそうでうっとりです。
でもヨーロッパ調のイラストもすてきなんですよね。
モノクロのイラストもいっぱい入っていますが、カラーと比べてなんの遜色もありません。
清水さんもですが、まずはモノクロが上手、というのが私の中ではけっこう大事なポイントです。
なんかイラスト集の表紙をのせるだけで、このブログの画面自体が格調高くなる気がしちゃいますね~(笑)。
つづきます
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