komaの こまごまひとりごと

気が向いたときに更新しています。ただいま「歌の力」カテゴリ工事中。すみません。

子どもといっしょに百人一首 44

2017年12月25日 | 百人一首 黄札

 

 

      すみの江の 岸による波 よるさへや

                 夢のかよひ路 人めよくらむ
                  

 

 

 詠んだ人・・・藤原敏行朝臣(ふじわらのとしゆきあそん)

 詠んだ人のきもち・・・すみの江の岸に寄せる波、
            その「よる」という言葉ではないが
            どうして私は夜の夢の中までも
            あなたと会うのに人目を避けてしまうのだろう

 


    すみの江・・・大阪府住吉区の海辺

   夢のかよい路・・・夢の中で恋人たちが会う道

   よく・・・避ける

 

 

 

(上の解釈だと「人目を避けるのは私」ですが、「避けるのは恋人」という説も有力なようです。
「私」の場合は、人目を気にしてしまう自分の弱さを嘆く歌になりますが、「恋人」だと「どうしてあなたは、夢の中でまで人目を気にするのですか」という意味の歌になりますね。
 どちらにしても「人目を避けなければ会えない状況の恋」に変わりはないですが・・・。

 このブログを書くとき、いつも本とサイトあわせて5つ参考にするのですが、この歌に関しては「私」派3つ、「恋人」派2つでした。
 一応3つのほうをとってみましたが、「恋人」のほうが共感しやすい気もしますね)

            


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
serohikiさんへ (koma)
2018-01-01 23:34:53
あけましておめでとうございます。
百人一首、少しでもお役に立てたらうれしいです!
超のろのろ更新ですみません~。

うちの子たちは、上の句と下の句の最初の二文字くらいを
くっつけて覚えさせたら、40首くらいまではけっこう覚えてくれました。
(たとえば上の歌だったら「すみゆめ」と覚える)
でも、年齢があがるにつれて、言ってもやってくれなくなっちゃって。
小学2年生なんてうらやましいなあ。
なんでもすぐに覚えられる年頃ですよね。
返信する
あけましておめでとうございます (serohiki)
2018-01-01 21:48:14
こんばんは。

遅くにお邪魔してすみません。
小学二年の孫が百人一首を持参して
お正月にやってきました。

私はkomaさんのブログで
少しずつ百人一首を覚えているところです。
でもこの歳になると覚えが悪くて
完全に覚えられず、孫にも負けております。(笑)

今年もよろしくお願いいたします。
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