茂木日誌

茂木の日誌

磨耗

2017-05-29 22:02:10 | 日誌
弦楽器の指板は、弦を押さえる事で凸凹が生じてしまい
表面を平らにするために、たまに職人さんに削ってもらいます
金属を巻いていないプレーンなガット弦だとそれほど凸凹にならないのかもしれませんが
スチール弦だと指板がけっこう削れます

手指の皮膚しか当たらない弓の手元部分も磨耗します
造りたての時に断面が六角形だった弓の手元が、長年使えば丸い棒に近づいていったり

皮膚で擦れるだけで物が磨耗するのは、車のシフトレバーでも良くわかります
25万キロ以上乗った愛車(MT車)のシフトレバーのノブも、表面のザラザラが磨り減りずいぶん手に馴染みました
シフトチェンジで頻繁にいじくりますからね

最近、ハンドルも手の皮膚で擦れて磨耗している事に気がつきました
それも直進時に右手で保持するあたりが特にすべすべになっています
妻にその事を話したところ
「MT車は右手でハンドル操作しながらシフトレバーを左手でいじる機会も多いからだろう」
という妻の推測でした
多分、正解
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