ニャーが好き

 一歳になった次男は、猫が好きであるらしい。よくみゆちゃんやふくちゃんが寝ているところへ行っては、鼻同士合わせて挨拶したり、背中を触ったりしている。
 以前はすぐ尻尾をひっぱったり毛を掴んだりしていたが、何度も注意して、優しくなでてあげなさいと繰り返し手をとってなで方を教えて来たかいあってか、まだまだぶきっちょなため少々乱暴ではあるものの、それらしくなでることが出来るようになった。
 みゆちゃんふくちゃんのほうはというと、ふくちゃんは生来の無邪気さで、そんな荒っぽいなで方でも、ごろごろのどを鳴らしている。ときどき毛をひっぱられたりもするけれど、大して気にしている様子もない。
 みゆちゃんは、そんなとき少々迷惑そうな顔をして我慢しているが、子どものことを鬱陶しがっているかというとそうでもないようで、自分から次男のところへやって来ることもよくあって、手に頭をこすりつけたりしているから、割と好意を持っているのだろうと思う。
 もっとも、次男が猫タワーに上ってきたとき(危ないから、見つければやめさせているが)、上の段にいたみゆちゃんは、この子ども何とかしてよと訴えるような困惑した表情をして私のほうを見たので、なんだか可笑しかった。
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