みゆ、動く

 ずいぶん涼しくなってしまって、今朝などは、夏と同じように寝ていると寒いくらいで、ますます夏の終わりが寂しく感じられるのですが、いいこともあります。
 いつも、夏から秋に変わる頃、少し涼しくなった今くらいの気温がみゆちゃんにはちょうどいいのか、普段は寝ていることが多いのに、この時期はいつになく遊びます。
 朝、足取り軽く近づいてきて、何かいたずらっぽい目でこっちを見るので、ピンと来て、手近にあった猫じゃらしを一振りすると、そのときは、ダーッと向こうへ走っていってしまいました。
 昼前には、私がじゅうたんの上に座っているところへトコトコ歩いてきたので、なでてほしいのかと思って背中に触ると、急にごろんと転がって、私の足を両足キックし始めました。
 久しぶりにみゆちゃんが「遊ぼうモード」なのが嬉しくて、早速みゆちゃんの好きな遊びのセット、猫じゃらしとメッシュのアイロンのあて布を出しました。あて布の下から、猫じゃらしを出したり引っ込めたりすると、みゆちゃんは少し離れたところから狙いを定めて、あて布の上に突っ込んでくるのです。
 いつもならすぐ邪魔に入るまるも向こうの部屋で寝ています。みゆちゃんは、ピアノの椅子の下に身を潜めると、まずはあて布の下の猫じゃらしに第一回目の攻撃をくらわせました。
 再び椅子の下に戻って、攻撃第二弾を仕掛けようと身をかがめたそのとき、突然、みゆちゃんは座りなおして、自分のおなかをなめはじめました。
 どうしたのかしらと思ってみると、猫タワーの後ろの、カーテンの裏側の寝場所からふくちゃんが、なにしてるのかにゃと出てきたのでした。
 お姉さんのみゆちゃん、ふくちゃんには、子どもっぽく遊ぶ姿を見られたくないらしいのです。毛繕いし終わると、涼しい顔をして、向こうへ行ってしまいました。
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