子猫便り6~名前の由来

 ロナをもらった日の話です。
 朝、保護主さんが、車のエンジンルームから子猫を保護したので、よかったら見に来てください、と知らせに来てくれました。そこで、午前中にさっそく子どもふたりをつれて見に行きました。
 ケージにかぶせてあった毛布を保護主さんが取ると、出てきたのはニャーニャーと可愛い声で鳴くふわふわの小さな子猫です。子どもたちはすっかり魅了されたような顔をして、すいよせられるように子猫を見つめていました。当然のことながら、子猫を欲しがって、今すぐもらって帰ろうといいましたが、保護主さんも、一回おうちに帰ってみんなで相談して決めてね、と言われるので、とりあえずはしぶしぶ家に戻りました。
 お昼ご飯を食べながら、子猫が欲しいかと聞いてみると、もちろんふたりとも声をそろえて「ほしい!」と言います。私の心はすでにもらうことに決まっていたのですが、子どもたちが無責任に子猫を欲しがってはいけないと思い、ちゃんとお世話をする?と聞いてみると、「するする!」の返事。そこで、トイレ掃除もするかと聞くと、今まで一度も猫トイレの掃除をしたことのなかった10歳の長男が、ためらいなく(正確には、0.2秒くらいのタイムラグがありました…)決心したように顔を引き締めて「トイレ掃除もする」と答えました。
「わかった、じゃあもらうことにしよう」と決定を下し、長男に、名前を決めていいよと言いました。その時点で子猫の性別はわからなかったのですが、彼はサッカーが大好きなので、サッカー選手のクリスチアーノ・ロナウド(イケメンサッカー選手として有名らしいので、サッカーに詳しくない人でもご存知の方が多いかもしれません)からとって「ロナ」と名つけ、そのあとすぐにロナを迎えに行きました。
 で、ロナちゃんは女の子です。今ではもう「ロナウド」のロナではなくて、「ロナちゃん」のロナとしてやんちゃし放題、わが道をまい進しています。



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