あなたを見つめて。。 monochrome life

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Wandering ローライ 2.8F/Xenotar〈Tmax400/800増感/Tmaxdev〉

2008年10月26日 00時13分33秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
いまトライX320の220フィルムをパターソンで2本現像し終えました。

24枚撮りのブローニーB&Wを撮ったのもパターソンリールを使ったのも今回が初めてです。

フィルムベースが120より薄くてLPLの場合は根元のバネ押さえで押さえてから差し込むので1本巻くのに30秒とかからないが、パターソンの場合は差し入り口でもたついてしまいました。

それと言うのは、リール先端に鉛の仁丹粒くらいの球があってそれに噛ませてフィルムを自動で送るという仕組みだからです。

この球が明室ではうまく乗り越えるが目をつぶるとここでひっかかってしまいます。

それで考えて、カメラなどのカタログをフィルムと同幅で長さ10cmくらいに切って先にこの紙を球を乗り越えリール終端より3cmほどベロを明室で出して用意しておきます。

電気を消してリールより3cmほど出たベロにフィルムを乗せて滑らせながら送りだすと、するする入って(紙はフィルムより薄くコーティングがしてあるのでうまく滑る)、紙の先端の前まで入れたところで下の紙を挿入方向に引き抜くと、あとはシコシコとフィルムが巻けていきました。

この方法で新品の220フィルムをテスト用に巻きほぐして毎夜リール巻き込みを1日20回くらい1週間ほど練習をして自信をもって暗室で巻き込み現像しました。

結果は現像むらもなく24コマ×2本きれいに現像できました。

ローライで220フィルムを使うのは、まず24コマにカウンターレバーを切りかえて、普通どおりフィルムをローラーを通してセットします(カウンターはフィルム装填後裏ぶたを閉めてからでも、どちらでもよい)

裏ぶたの圧板は6×6のそのままでよい。

12コマを撮ると巻上げが出来なくるので、カウンターレバーを24から12に戻すと1回空送りされて、カウンターがまた1から始まります。

24枚(正確には12と13の間のコマは空白になりますので25枚)撮り終える普段どおり上のリールにすべて巻き込まれフィルムを取りだします。

水に濡れたネガを見る限りトライXより階調が豊かでTMAXよりは硬調?シャープ感?があるように見えました。

ただ、フィルム総長さが35mmより長くて地面についてしまい少々焦りました。

夜の公園をF5.6で5秒、15秒、30秒と段階露光をしてテストしてみましたが変化は少なく暗部も潰れていない美しいネガに仕上がりましたのでラチチュードは相当な広さのように感じました。

きっとハッセルなどでスタジオ撮影の明暗の強いストロボ撮影も前提に設計されているのかもしれませんね。
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Wandering ローライ 2.8F/Xenotar〈Tmax400/800増感/Tmaxdev〉

2008年10月26日 00時13分00秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
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