あなたを見つめて。。 monochrome life

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スタジオ・デラックス 通称スタデラ EOS 1D markII SIGMA MACRO 70mm

2010年02月19日 23時40分18秒 | Weblog
正月に出雲から帰る途中でセコニック・フラッシュメイトを電車に置き忘れたあと、いまは同じセコニックのスタジオデラックスを使っている。

20年ちかく使ってきたフラッシュメイトはデジタルで暗い場所でも測光できるし、ライトだって点く。

対してスタデラは電池も要らないSelen光で冬の日中の日差しでも光球に減光プレートを差し込まないと振り切れるし、かといって日影に入るとそれを抜かなければ針が振れない。

いくら年代物の中古といえど、なんとも厄介なものを買ってしまったと後悔しながらも、慣れるために写真を撮らないときも持ち歩いて、色んな場面で測っていた。

基本、自分は休日以外はカメラは持たないし写真を撮りたいともあまり思わない。

例え二度と無いチャンスがあっても、カメラが無いのだからそれはそれで諦めるようにしている。

ただ、写真の眼で物を見るようにはしている。

記憶のフィルムに刻むなんてカッコつけてることではないのですが(笑)

フラッシュメイトを使っていたときは1分ほどは指数をメモリが記憶しているが、数分経つと消えてしまう。

目盛りも直読式だが1/3絞りなどはインジケーターとして表示されるにはされるが、慣れは恐ろしいもので眼で見た数字のみしか頭に捉えられなくなっていた。

このスタデラは針が振れたとき真ん中のボタンを押すと次の測光まで指針は止まっていて、すべての絞りとシャッター速度の関連を一目で知ることができる。

街のあらゆる場面でカメラを持たずにスタデラで測光をしていて、気づいた。

極めて初歩的な、でもつい忘れてしまっていた光と影が何処にも存在していて、このスタデラのメーターボタンを押すことで半分は写真が撮れたことなんだと。
コメント (6)
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