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SIGMAの中古買いました! SIGMA SD14 17-50 F2.8 OS HSM

2010年11月19日 23時28分06秒 | Digital
今回はテスト撮影ということもありいつもより大きなサイズですのでスクロールしてください。(4段目7段目は開放F2.8他F5.6~F11)
































デジイチの中古を買ってしまった!(あれ?デジタル嫌いって書いてなかったっけ(笑))

そもそも僕がよく行く中古カメラ店にシグマの前機種SD14のキット付きが美品で出ていて、
そのとき僕はしばらく買い物が続いたので躊躇しながらも書き込みが遅いよなぁなんて理屈をつけて諦めた。

数日してKENさんと飲みに行く機会があって、そのカメラのことを話したらKENさん翌日に行って買っちゃいました。

これが普通のカメラマンの手に渡ったならどうって事ないのだけれど、彼のブログにアップされたSD14の凄い描写にびっくり!
ときどき見る他ブログでのFOVEON画像ではなかった。

それ以来SD14の中古を探す旅が始まった(大げさな?)

現在持っているのはキャノン5Dのフルサイズだけど、ブログに載せるとき驚くくらいのファイルに縮小しないと、
ブログ規定サイズに納まらないのでいつも何処か心にわだかまりを持っていた。

僕がフルサイズデジイチを持っている理由は、EOS-1Vが好きだから(45点オートフォーカスの銀塩現行一眼レフではこのカメラが最高だと思っています)で、
このカメラのために買ったDistagon28mmF2ZE・EF50mmF1.2L・Planar85mmF1.4ZEをAPSサイズでは使いたくなかったからだ。

このレンズ群はこの画角でこそ真価を発揮すると思っている。

ネットでSD14の美品が39800で出ていたので即日メールを入れて押さえておいた。

下取りセール中で10%割高に買ってくれるらしかった。

レンズがシグマ専用の中古はなかなか無くて仕方なく新品の17-70F2.8/4を頼んだ。

なかなか持ち出すことがなかった24-105F4L(重い・暗い)と今は手元に無いライカ専用フィルター、アダプター&フードを付けたらお釣りがでた。

いよいよ明日発送というとき17-70(このレンズはヨーロッパで賞を総なめした優秀なレンズです、名誉のために)
の開放で若干の甘さと17-50の褒めちぎる記事を読んでしまって発送直前に変更してもらった。

おかげで3万追加となって工面に四苦八苦(泣)

さて2日前に届いたんだけど相変わらず撮る機会がなく今日は仕事で夕方に出るから紙袋にそれとなく生で忍ばせておいた。

なんとか30分ほど時間が空いたので、通りがかると改修中のレトロビルが良い雰囲気だったので10枚ほど撮った。

このシャッター音はたまりません!(ヨドバシで触ったSD15よりはるかはるか良い!)

なんというかハッセルのボショッという音を小さくしたような極めてシャッターショックの少ない手応えだった。

書き込みは1枚撮ると5~6秒かかるが(きっとデジタルオンリーの撮影者なら耐えられない遅さだと思う)自分には
フィルムを一枚撮ってゆっくりと巻きあげて一歩前に進んだり一歩後ろに後退したりするテンポ(僕は覗きながらズーム機構は使わないから)としっくり合って
不快さよりちょうど良いリズムで撮影できた。

まあ、デジイチを使って30分で10枚しか撮れないのだから10枚連写なんて高速カメラだと宝の持ち腐れかもしれない(笑)

気づいた点

FOVEONでは赤と黄色が飽和しやすいとの情報なので5段目の黄色を撮ってみた。

現在DP1sで使っているSIGMA Photo Pro 4.2での現像ではあまり感じなかったが、
ちょっと現実の黄色よりくどいかなぁという程度で収まっていると思う。

3段目の建物と青空の分離はちょっと目に付くクドさがあるかもしれません。

7段目は泥まみれの水道ホースを望遠側で開放F2.8最短28cmで撮っていますが、やはりちょっと甘いですね。

17-50/2.8は蛍石と同等の性能を誇るFLD("F" Low Dispersion)ガラス2枚を採用した噂どおりの良いレンズだけど、
フォーカスリングが回転するのはいけない、HSM搭載でフードやフィルターリングは回転しないが、
コンパクトに出来ているので何度か握ってしまい動いてから慌てることが何度かあった。

SD14のボタンやパネルレイアウトは秀逸。

すぐに直感的に理解できてとても使いやすいがシャッターボタンリングですべて操作させるのは酷。

いったんシャッターボタンから指を離さないといけないし、なにより水平に回すので指が擦り切れそう。

同じシグマのDPIsも使っているが、こちらも書き込みはバカ遅!

ただフォーカスはSD14の場合レンズ側にHSMが付いているのでピント合わせは最新機種なみの速さなのでストレスは溜まらない。

こうなるとDP1sの意義が薄れてきます。

結論は同じピクセルならAPSのSD14のほうがフルサイズの5Dより解像感は高いですが、見方によっては色のくどさや、不自然と言えなくもないシャープ感があって好みが分かれるかもしれません。

昔の銀塩フィルムのコダック・コダクローム25のような感じかな。

ただ驚くべきはこのカメラが3年も前に発売されたことだろう。
コメント (4)
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