広域市町村圏で設置、運営している消防本部を視察しました。
昨年10億円余りをかけて消防デジタル無線設備を導入したので、運用の状況を説明してもらいました。
これまでのアナログからすると、クリアーに119番が入電されている状況が確認できました。
3人一組で24時間勤務するそうですが、緊張感を迫られる現場のようでした。
羽後町在住の女性署員も頑張っていました。
救助工作車は最新鋭の装備で、あらゆる災害、事故現場に対応できるようになっています。
また、国の消防庁より貸与された、空気式の救助テントもあっという間に組み立てられていました。東北内陸地震の際に使用されたそうです。
広域消防の一番の課題は、消防本部・消防署庁舎が老朽化して、必要な耐震基準を満たしていない事です。
災害時に拠点になる消防庁舎が倒壊したのでは話にならないので、改築は避けて通れない課題です。
問題は約25億円と言われる予算確保の問題で、今後5年間位の期間で改築を進める予定が示されました。