先日、県と市町村で作る企業誘致推進協議会の懇談会が行なわれ、県が発行してきた情報誌「のんびり」の編集長、藤本智士(さとし)さんの講演を聞きました。
藤本さんは大阪在住の雑誌編集者で、全国的に話題になった「のんびり」を16号まで発行しました。
秋田県は、人口減少率や高齢化率、自殺ガン死亡率などワースト1の指標が多いとネガティブに考えがちだが、日本全体が減る方向に進んでおりむしろトップランナーだ。
何でも競争で成長を競う時代ではなく、豊かさや幸せとは何かを問う時、秋田には限りない宝物であふれており、あこがれの地だと強調されました。
そして、最初に紹介した動画が何と「ゆきとぴあ七曲」の花嫁道中でした。
暮らす上で厄介者だった雪を逆手にとって、雪が降ることを待ちこがれると意識転換した発想は素晴らしいと絶賛されました。
地域を活性化させるためには、よそ者である「風の人」とその地で暮らす「土の人」が大切で、「土の人」である地元の人が「風の人」を上手に生かす事が大事だと強調されました。
「のんびり」を見るとそんな秋田の何気ない一コマが切り取られており、あこがれの地という表現も大げさでないように感じられます。