今月の秋田さきがけ政経懇話会は、慶応大学教授で国際政治学者の中山 俊宏さんの「オバマ後のアメリカ〜共和国の危機、トランプ現象の底流」という講演でした。
今年11月にアメリカ大統領選が行なわれますが、民主党 ヒラリー クリントン氏と共和党トランプ氏の支持率が拮抗しており、その結果が同盟国である日本にも大きな影響を与えるので注目を集めています。
結論から言うと「トランプの敗北は確実ではない」ということで、結果は分からないということです。
ヒラリーが有利だとは思うが、アメリカなど欧米諸国はその底流で大きな変化、困難に直面している。
既成政治家への不信や、白人ブルーカラーに代表される人たちの不満がどう爆発するのか、予断を許さない状況であると力説されました。
仮にトランプが勝利した場合、日米同盟にも大きな変化が訪れ、同盟の向こう側にあるものも現実問題として考えておく必要があるとも述べられました。
中山氏の話は核心を突いた内容で、今後の日米関係や世界との関わりを考える上で、とても参考になりました。
詳しい内容は、今日のさきがけ紙に載っています。