アンの絵本日記&g

大人にも楽しめる絵本の紹介と
稲垣吾郎さんについて(時々)語ります。

今日の絵本

2013-10-26 09:17:09 | 絵本
「くろ犬サルタン」(6分)
グスタボ・ガブリエル・レベネ:作
マルセラ・プリータ:絵
おおいしまりこ:訳
新世研:発行
2003.8(1600円)

くろ犬サルタンの飼い主の少年は、散歩で行きあう近所のシマ犬に密かなライバル意識をいだいていた。
うまくけんかを仕掛けて、力くらべをさせてみたいと思った。
さて、けんかを仕掛けるまではうまくいったが、予想に反してサルタンは分が悪い。
本当な、簡単にやっつけてくれると思っていたのに・・・
ところがいつのまにか、そんなことはどうでもよくなっていた。
けんかが終わった時、少年はサルタンがますます愛しくなっていたのだ。
ただ強ければ良いというわけでは、ないのだから。

という紹介文を読んだら、話の筋がわかってそれまで。
しかし、先に絵本を読んでしまうと、ちょっとしたミステリーな印象。
何だか少年の邪な考えにゾッとするものを感じたのは、私だけ?