「マルラゲットとオオカミ」(6分半)
マリイ・コルモン:作
ゲルダ・ミューラー:絵
ふしみみさを:訳
パロル舎:発行
2004.2初版第1刷(950円)
森にキノコ取りに行きオオカミとであった女の子、マルラゲット。
オオカミは食べるために彼女をさらっていこうとしますが・・・。
怪我したオオカミと看病するマルラゲット。
立場が逆転したことで、様相が一変してしまう。
だけどオオカミにはオオカミの生き方があり、それをマルラゲットに告げる木こりのおじいさん。
切ない別れが待っていたけど、それぞれの世界を尊重したらベストな選択だね。
作者マリイ・コルモン(1895‐1938)は10歳で孤児となった経験から、社会の不正に苦しむ子どもを助けるため、子どもに関わる仕事に情熱を傾ける。
新聞記事、児童小説、童話など多くの執筆活動を手掛け、そのほとんどが古典的名作として現在も愛され続けている。
(作者紹介文より引用)
愛され続けている意味が分かる、素敵なお話だった。