「あれから それから」(7分)
高田桂子:作
木曽秀夫:絵
文研出版:発行
2000.5第6刷(1243円)
<いじわる>といえばおばあさん。
いつの頃からか、女性の専売特許になってしまったが・・・。
でも、自分の野望のために繰り広げる、男性の意地悪合戦に比べれば、まだまだアマチュアの域を出ない。
迫力と規模の点で、大いに劣る。
小規模で家庭的で、幾分もの哀しい。
女性の、この一口サイズの<いじわる>に私は、時に、魅せられもする。
(作者のコメントより)
奥深い山のふもとの村にある『すがたかえ』という抜け穴。
入ったが最後、似ても似つかぬ姿になって出てくる。
そこに、かつて追い込まれた性悪ばあさんの話。
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