「もし ぼくが 鳥だったら」(6分)
ファーティマ・シャラフェッディーン:文
アマル:絵
片桐早織:訳
ゆぎ書房:発行
2025.1初版第1刷(1800円)
>これは、「あの人たち」に家をおいだされた「ぼく」のおはなしです。
>「ぼく」は、お父さんから家のかぎを見せてもらい、オレンジの木を思いうかべながら、「いつかかならず」家にかえる日がくるとしんじています。
>「ぼく」がすんでいるのは、どこの国なのでしょう。
>いいえ、「ぼく」のような人たちは、難民と呼ばれています。
これはパレスチナとガザのものがたり。
遡ること80年前に起こった出来事らしい。
長寿国の日本でも、当時のことをリアルに語れる人は、もうそんなにいないんじゃなかろうか。
考えてみれば、今の物価高の問題は、どこかの国が突然どこかの国に侵攻し始めたことに端を発するのでは!?
日本にとっても決して他人ごとではないだろう。
人の命と共にいろんなものが無くなっていく…誰も得をしないし、誰も幸せにはなれない。
そんな簡単なことに何故気づかないのだろう。