湊かなえ『告白』双葉文庫、2010.
我が子を校内で亡くした女性教師が、終業式のHRで犯人である少年を指し示す。ひとつの事件をモノローグ形式で「級友」「犯人」「犯人の家族」から、それぞれ語らせ真相に迫る。選考委員全員を唸らせた新人離れした圧倒的な筆力と、伏線が鏤められた緻密な構成力は、デビュー作とは思えぬ完成度である。(出版社HPより)
女性教師の淡々とした語り口調から始まる物語は最初から最後まで緊張感が漂う、、、
淡々とした語り口調は、感情を押し殺しているようで、それでいて復讐心を隠さない、、、そして、最初から最後までバッサ、バッサと斬り続ける様は、ある意味で気持ちよくもあり、恐ろしくもあるのだ
話の内容も面白くて、1日で読み終わってしまったね