昔から一度は尋ねてみたかった、常磐貨物線といわれる貨物専用線。ほんの数キロしかなく、建物が立て込んでいて、特に撮影できるポイントもないようなところであった。近くには、まだ学生のころ良く撮影に行った西日暮里が位置していて、懐かしさもあるが、そのころとは全く景色が変わってしまったはずで、まるで覚えがない。雨の予報ではあったが、ロケハンを兼ねて付近を散策してきた。たまたまやってきたロクヨンの貨物が国鉄色の原色で何か得した気分にさせてくれた。隅田川貨物駅まで、低速で通過していくロクヨンには、山男の風格は感じられない。木曽で会うロクヨンとはまた違った顔を見た気がする。