新しい機材のチェックを兼ねてお昼間の新鶴見界隈へ。
今年もまた、パシフィコ横浜で開催中のカメラショーCP+を覗いてきたが、年々思うことは、カメラがデジタルになったことで、撮影の幅が格段に広がり、今まで見たことも無いような作品が簡単に撮影できてしまうということだ。そして自分で撮影した写真をそのまま作品にするのではなく、ある程度の範囲で自分の意図する作風に後でアレンジすることが容認されるということである。フィルムの時代は、トリミングくらいが何とかアントンkの中では許容されていたが、後で画像をいじって変化させることなど思いもつかず、失敗と成功の基準ははっきりしていた。現代でのデジタル撮影では、露出においても、かなりの範囲で許容され、映した画像に至ってはやりたい放題らしい。
鉄道撮影では、長年記録を重んじて撮影してきたアントンkには、大変衝撃が走る出来事だが、今ではそんなに難しく考えず被写体にカメラを向けるよう心掛けている。カメラが格段に進歩して便利になった時代、古臭い自分の頭の中を切り替えて、良いものはどんどん取り込んでいくくらいの勢いと執着心が欲しいところだ。
新鶴見界隈には、一応定期的に重連を組む貨物列車が一日に3本ある。その内の一本は、お昼過ぎに堂々と新鶴見を発車し根岸へと向かう。現在は、EF210とEH200というJR機関車の重連となっているが、迫ってきたダイヤ改正で、こういった地味な、しかし魅力的な機関車の重連は消滅してしまう可能性もある。当日は、撮影者もチラホラとみられたが、どの列車が皆さんターゲットなのかは知る由も無い。とにかくここは、貨物の聖地新鶴見。小一時間で10本以上の列車が次々とやってくるのだから・・・
綺麗な光の中、新鶴見の高層ビルをバックに撮影しようと一連の列車たちを待っていたが、みるみる手前の建物の影が迫り、見苦しい写真となってしまった。かといって曇天では納得できないだろうから、ダイヤ改正までに再チャレンジできるだろうか。あと数日では影の長さは変わらないかな・・
2017-02 EF210-143+EH200-19 新鶴見付近