こういうケースは、いったい何処でシャッターを切ったらベストだろうか・・・
この時は、当然ながら下り65PFタキ狙いで待ち構えていたところへ、後部から重連タキのお出ましとなった。こうなると全ての機関車、そして遠ざかる電車も写したくなり、ワイドに構え直したはずである。欲張りのアントンKだから、一番手前にも迫り来る電車が欲しいと思うくらい。何度も撮影したこのポイント、4本並びは未だに撮影出来てはいない。
2012-04 新鶴見界隈にて
こういうケースは、いったい何処でシャッターを切ったらベストだろうか・・・
この時は、当然ながら下り65PFタキ狙いで待ち構えていたところへ、後部から重連タキのお出ましとなった。こうなると全ての機関車、そして遠ざかる電車も写したくなり、ワイドに構え直したはずである。欲張りのアントンKだから、一番手前にも迫り来る電車が欲しいと思うくらい。何度も撮影したこのポイント、4本並びは未だに撮影出来てはいない。
2012-04 新鶴見界隈にて
春のダイヤ改正を前に、また一つ国鉄型電車が消えていく知らせが入ったので書き留めておく。
先般、ここでも触れた豊田電車区の189系あずさ色に続いて、同区の特急色、グレードアップ色共々引退の方向らしい。3月改正後ももう少し走るのかと思いきや、以外に続けざまの引退報告だった。最近では、細々と富士急に乗り入れたり、もっぱら臨時の運用で余生を送っていた編成だった。碓氷峠を越える特急「あさま」用として生まれた189系も、最後は同系列の183系とともに一緒くたにされ、厚化粧を纏い、6両という余りにも風格のない姿を我々の前にさらしていた訳であり、アントンKの中では、大昔に無くなっていた電車だったように思う。それでも、機会を見つけて撮影したこともあったが、そこからは往年の輝かしい姿は、見出せなかったのである。
ここでは、矢ケ崎を下る往年の189系「あさま」の晴れ姿を。先頭のロクサン重連と協調運転で峠を下りる姿は、アントンKの中では特に印象深い。12両編成で下る「あさま」は、台車の空気バネを抜き、ジョイント音は独特だったが、その個性溢れる姿こそ189系そのものだった。
これで189系については、長野支社に所属している長野色6両のみとなる。
1991-05-05 3016M あさま JR東日本/信越本線:軽井沢付近
この冬、またしても渡道が叶わなかった。もう何年越しだろうか・・・
年が明け、1月2月はどうしても何かと多忙で時間が足りない。特にここ数年は、最初から半ば諦めなくてはならない状況だった。いつか計画実行を夢見ているのだが、どうなることやら・・・
そんな思いまでして、いったい北海道で何の撮影をと思われるかもしれない。それはカシオペアでもラッセルでもなく、もっと北海道の大自然の中の鉄道風景を撮影したい。これ今の素直な気持ちなのである。未だ経験のない世界を写し止められたら、これこそ新しい発見にワクワクすることだろう。大自然に身を置いて、その時の自分の感性がどう変化するのか試したいとも思う。一種の現実逃避だが、音楽鑑賞している時間のように、心に何かが残るような旅がまたしたいのだ。
現在、北海道ではDD51が淘汰されてしまい、メインのDLはDF200型の置き換わっている。凸型から箱型のDLだから、アントンKの望むところだが、今回は同じ箱型DLでもDF50を掲載してみる。日豊本線の鹿児島電化以前のものだから、およそ40年前の画像。御覧のように、電化前とはいっても、真新しいポールがすでに立ってしまっているが、まだ特急「富士」や「彗星」はしっかりDF50がけん引し、こうした普通列車にもDF50が運用されていた。ここのDF50は全て500番台だったが、紀勢や四国にいた0番台とは、エンジン音がまるで異なり最初はびっくりしたものだ。現代のDLのようにスマートで無機質な表情とは違い、同じDL一つとっても個性丸出しで趣味性に富んだ機関車。それがDF50だったように思い出している。
1979-08-09 537ㇾ DF50555 日豊本線:日向沓掛付近
現役の京急電車の中では、最も京急らしいと感じるのが800形電車。1灯の前照灯に片開きドア、そして大きな窓は、まさにアントンKに京急電車を思わせる。都心と三浦を結んで今日も快調に飛ばしている。
そんな800形だが、夕闇迫る横顔を撮りたくて川崎界隈を散策、撮影してきた。家路を急ぐ乗客を乗せて、真剣な面持ちでビシッと背筋が伸びた運転士がシルエットになり気持ち良い。お気に入りの1枚になった。
2018-02 京急800形 827F 京浜急行電鉄本線/京急川崎付近
2月も下旬となると、日差しもかなり春めいて感じられる。北風の中でも、日向に出ると確実に暖かく思うし、何となく鼻がムズムズするのも季節が変わりつつある証拠。もうあっという間に新年度を迎えることになる。
今回は、そんな日和が裏目に出てしまった。情報を頂きながら中々撮影に出向けず、いつも心のどこかに引っかかっていた工臨の撮影に行ったはいいが、陽炎に阻まれて思うようにいかず、季節が1か月遅かったか、と悔やまれた。
新鶴見区のEF65も続々と国鉄色に戻っているが、本音を言えばこちらの田端区のEF65、いわゆる1000番台の方がしっくりくるのは当然かな。30年前、ブルートレインを牽いて颯爽に目の前を通り過ぎて行った機関車が、今日もこうして撮影できるのだから・・
地味な列車で余生を送っているが、現代を生きる現役の機関車として最後まで写し止めていきたい。
2018-02 9866 EF651105 JR東日本/武蔵野線:吉川付近