GW明けから諸々多忙となり、記述がおろそかに成りがちだ。日記のごとく気づいたことを書き記しておくはずが、現実的には間抜けとなってしまった。立ち上げからようやく3,000日が過ぎ、いよいよこれからという時に大いに反省している。
さてこの週末、以前から予定していた撮影旅行に後輩と出向いてきた。新潟~福島を中心に巡り、色々と盛りだくさんの内容で今はとても満足しているが、これも同行して頂いた後輩のおかげなのだ。アントンKのわがままにも嫌な顔一つせず、目一杯動き回り感謝の気持ちが溢れるが、同一の趣味人として長老であるアントンKは、彼に対し夢や希望を示せたかどうか、今更になっていささか心配になっている。お互い撮影したいという欲望がまだ継続するのなら、これからも同じような旅を続けていきたいのだが・・・
今回は、磐越西線と只見線の春色探訪、それに越後線、飯山線、信越本線をオプションにしたビックコースで巡り、2日間の走行距離は1,400キロオーバーとなっていた。言っても関東甲信越界隈のみだが、それで1,400キロ走行とは、いかに動き回っていることがお分かりになるだろうか。これもアントンKのみでは不可能なことであり、エネルギーの差を痛感している。
今回の画像はまた次回に譲ることにして、道中度々話題にした昔の写真を添付しておく。
かつては、各地から団臨と呼ばれる臨時列車が多数運転されていたが、今回行っていた磐越西線もその一つであり、観光地も点在していることから頻繁に運転があった。新潟の12系座敷を使用した団臨だが、この時は3両編成という変則的なもので、アウトカーブから撮影したと思われる。毛色の悪いデーテンに引かれ目的地を目指して通過していったが、この手の臨時列車はこれだけ時間の経過があるにも関わらず、不思議と情感が生まれない。こんな被写体があったという記録性のみで、実に表現が浅はかな写真に感じてしまう。やはりその土地の、ごく自然な鉄道風景もしっかり残しておくべきだった。時間が経つとともに気持ちも熟成されるのは、本当はこちらの方なのだから。今回とは季節が違うが、次回の再訪を思って掲載しておく。
1995-11-26 9226ㇾ DE101705 12系座敷 JR東日本/磐越西線:上野尻付近