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アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

春は あけぼの~旅立つ四季島を送る

2025-03-28 05:00:00 | 鉄道写真(EC)
 いつもより静かな朝に感じた。毎年この時期になると、小田原からの海沿い沿線に出向くことが通例となってきている。特に理由はないが、日に日に夜明けが早まることを肌で味わい、大海原から上る朝日を拝みたいからなのかもしれない。この時期の冬よりも力強く、熱量と輝きをもって降り注ぐ朝日は、その日1日を有意義に導いてしまうようなパワーを感じるのだ。
 橋を見下ろす農道で、そんな想いに駆られ、そしていよいよ上る太陽にエネルギーを享受できる時間になり最寄り駅に立ち寄ってみた。毎年美しい花を咲かせる「おかめ桜」にはちょっと早かったが、JR東の「華」とも言うべき四季島がホームに停車中だった。機関車が消え、カシオペアの動向が絶望的になった今、JR東日本で唯一の豪華リゾート列車がこの「四季島」なのだろう。この四季島も撮影対象としては、アントンKの中では一段落ちるが、朝日に輝くゴールドの車体を見て、今までとは少し違う印象をもった。優雅であり、気品をもった列車旅が想像できてしまう。見ているだけでそんな雰囲気が漂う、やはり特別な車両なのだろう。
 この列車、前日からのツアーで、早朝この根府川駅に到着し日の出を待ってから発車するらしい。大きな両開きのドアが開いて、散歩に出ていた乗客たちをお迎えする添乗員の笑顔が印象的だった。列車旅も様変わり、時代が変わったことを痛感した光景だった。
 2025-03-02         E001系  東海道本線:根府川駅

Wonderfull Dream Shinkansen~N700

2025-03-07 12:00:00 | 鉄道写真(EC)
 東海道沿線に撮影に出て、たまたま時間を調べてみたら話題の新幹線が通過しそうなので、帰りがけの駄賃とばかり狙ってみた。
 朝から富士山が綺麗に見え、静岡県側からのアングルで狙おうと静岡西部を廻りながら、いつも混雑で食せなかった「さわやか」というハンバーグ店を見つけて、何とかランチにあり付いた後、浜名湖畔で新幹線の撮影を試みた。滅多に新幹線の撮影は行わないが、孫の影響もあって話題になっている車両には、少しずつだがカメラを向けるよう心掛けている。
 この時は、運転開始2日目とあって、生まれたての屋根まで真っ白なN700系が現れたが、一瞬のことで側面のラッピングが虹色に流れて見えたくらいの印象。あとで調べたら、外観より車内が随分と素敵に変身しているようで、機会があれば乗車してみたいもの。まぁディズニーファンでもないので、その想いも忘れてしまうとは思うが・・9月頃までの運行だそうで、興味のある読者様は確認されては如何だろう。
 2025-02-22       N700   (J20)     東海道新幹線:浜名湖付近


小田急ロマンスカーVSEの頃~10000系

2025-02-27 15:37:03 | 鉄道写真(EC)
 すでに2月も終わりに近づき、少しずつ春めいて来ているのは体感できる今日この頃。アントンKにとって春は待ち遠しいが、一番苦手な季節でもあるのだ。今年も花粉の症状がもう始まってしまった。昔に比べれば随分落ち着いてきたが、それでも目が痒くなり鼻水が出るのは毎度の事。しばらく憂鬱な日々が続くのだ。
 この時期は、早咲きの桜が咲き出し、春を体感できる時期でもあるから、体調を考えながら出向きたくなるのだが、今年に限っては、先月から雨が少なかったせいか、開花が遅れているそうで案外長い時間楽しめるかもしれない。
  掲載写真は、神奈川県松田町にある河津桜の公園から・・・この時期の天気も読みづらく変わりやすいが、この日午後を廻ると太陽が雲隠れしてしまってテンションが下がったことを思い出す。やはり晴天下で撮りたいとリベンジを考えたが実現していない。
  2022-03-09        小田急10000系VSE   新松田付近

東急7200系~晩年の活躍

2024-10-22 15:00:00 | 鉄道写真(EC)
 先日、大井川鐡道にて久しぶりに元東急7200系に乗車したので、昔撮影した画像を探してみた。
 孫と同様、アントンKもこの電車には当時から好んで乗車していた記憶があるが、撮影となると不思議とあまり覚えていない。多分それは、よく乗っていた東横線時代の画像ではなく、今思えば晩年の目蒲線時代のものだからだと思う。7000系に交じって急行運用でバンバン走っていた1970年代当時の写真はなく、乗車することだけで満足していたようだ。少しくらい写真に残しておけば良かったと思う後悔は毎度のこと。この手の想いは尽きないのである。
 掲載写真は、引退の噂が耳に届きだした頃の目蒲線運用の7200系電車。よく乗車した8両編成とは違い、半分の4連だから印象は薄かったのかもしれない。
 1998-10-03          東急7200系電車7201F  目蒲線 奥沢付近にて



急行型電車を追った日々~165系「ムーンライト」

2024-08-04 19:00:00 | 鉄道写真(EC)
 昔から国鉄型電車の中でも、貫通扉のある急行顔の車両が好きで、機関車の撮影に遠征しても、いつも気になる存在だった。それは、東海道の153系電車に始まり、165系系列または交直流電車の455系電車まで多岐に渡った。出来れば、前照灯もシールドビームになる前の大目玉の方が好みだったが、以降新製される電車は、小目玉のシールドビーム車になり個人的には魅力が半減していった。
 掲載写真を撮影した2002年は、いよいよ上信越で走っていた165系電車が引退していく年で、翌年2003年にかけて地方色を纏った165系も原色に戻され最後の活躍をした年に当たる。晩年は、前照灯も含めた改造車も現れ原型車を捕らえるのが厳しくなったものだが、偶然とはいえ多岐に渡る顔や塗装車を記録できたことは、今となっては懐かしく思い出深い撮影行きになった。
 この165系快速「ムーンライト」は、普段は6両編成で運転されていたが、夏休みのような多客時には9両編成となり、往年の急行電車を彷彿とさせ、それを狙って地方に出向いたことを思い出す。湘南色がやはりお似合いだが、20年以上の時間をおいて、今見るとこの塗装も案外様になっているように見えるから不思議なものだ。
2002-08-03     3763M     ムーンライトえちご  信越本線:平林付近にて