アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

インバルの「復活」

2012-09-30 22:03:50 | 音楽/芸術

都響が今年から開始したマーラーツィクルスを聴きに行ってきた。学生時代は、世の中がマーラーブームまっただ中であり、あちこちの演奏会でマーラーが取り上げられて、色々聴き比べなども楽しかったが、近年マーラーは、とんと聴かなくなったしまった。演奏会に足を向けること自体が減ってしまったのも原因だが、なかなか魅力的に思えるものが少なくなったことも事実だと思う。そんな中、このインバルによるマーラーツィクルスは、それこそ、20年以上前に、都響との組み合わせで何度か聴いたことがある。マーラーを得意とするインバルは、当時からその指揮ぶりには定評があり、一定のファンも多かった。アントンKも、第5や第8の解釈は好きでCDで何度も聴いていた。

友人の勧めもあり、今日のこのインバルのマーラーは外せないと思い、台風の接近する横浜まで行ってきた訳だ。今日の第2交響曲「復活」は、アントンKにとって思い出多い楽曲であり、大好きな曲なので期待せずにはいられない。この曲を実演で聴くのは何年振りだろうか。思い出せないくらい久しぶりになってしまった。ほぼ満席の会場に入り、舞台にはところ狭しと目いっぱい椅子が並べられている。ひな壇には、混声合唱団が並び、オルガンもスタンバイ状態、これがマーラーだ!忘れかけていた雰囲気が甦ってきたところへ、指揮者インバルが舞台へ登場。だいぶ恰幅が良くなった印象だ。さて肝心の演奏はというと、オケのレベルは過去の記憶からすれば、随分と上がっていたが、指揮者とオケとの意思の疎通が感じられないのだ。緩急を与えた解釈は理解できるとして、座った座席の性かもしれないが、ずっしりと効いてほしいところでこなかったり、打楽器が無機質にうるさかったりした箇所が散見していた。しかし、4楽章から5楽章にかけて、特に、混声合唱がPPで歌い始めるところは、さすがに鳥肌がたつくらいに美しく綺麗で感動的だった。この部分が聴けただけでも来た甲斐があったというものだ。ホールから最後の音が消えるか消えないかで、ブラボーの嵐!まあ確かにこの曲の後では、気持ちが高揚するのはわかる。しかし、アントンKは、そんな拍手で沸いているホールを早々に後にして帰路を急いでしまった。


よく通った新子安

2012-09-28 20:02:03 | 鉄道写真(EC)

さらに東海道ブルトレが続く・・

東海道線を走る夜行寝台列車、ブルートレインは、全盛期の頃、東京着基準で、第一弾集団と、第二弾集団とに別れて上って来ていた。掲載写真の時期、1997年では、出雲2号→銀河→出雲4号→瀬戸→あさかぜ2号とまず上京してきて、一息おいてから、あさかぜ4号→富士→はやぶさ→みずほ→さくらと続く。今考えてもまさに黄金時代であった。日の長い時期は、この第一弾のブルトレ群を狙いにここ、新子安には良く通った。朝から晴れ予報の日は、ワクワクしながら撮影に挑んだが、京浜線や東海道線によくカブリも食らった苦い思い出も多い。

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1997(H9)-08-10  1004レ EF651104 出雲4号   新子安-鶴見

                                      Nikon F5  Nikkor 300mm f.2.8S TC14BS RVP+1/3


ブルトレ併結時代

2012-09-26 20:01:00 | 鉄道写真(EC)

来月久しぶりに東海道線にブルトレ(24系)を使用した団臨があるらしい。最後まで君臨していた九州ブルトレの「富士・はやぶさ」が2009年3月改正で廃止になったから、もう3年半も時間が流れた訳だ。我々ゴハチ世代といっても、やはり東海道のブルトレは撮影の中心にあったといえる。好みのゴハチの団臨の運転日は、必ず10レからやっていたことを思い出す。今回の団臨は、運転区間が短いものの、EF65501が登場するらしいから今から楽しみだ。

掲載写真は、東海道のブルトレとはいっても、関西地区の「なは・あかつき」。実際には、新大阪で乗客を降ろし、向日町までの回送シーンだ。ブルトレの併結運転は、関西地区の方が早かったように思う。それぞれ別々に運転されていた特急寝台がこうやって併結運転され、やがて消えていった。

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2006(H18)-02-13  回32レ EF6646  なは・あかつき    JR西日本:東海道線 山崎

                                          Nikon D200  Nikkor AF-S 70-200mm f2.8G(1)


南武線の貨物~米タン

2012-09-24 20:00:06 | 鉄道写真(EC)

度々仲間内で話題になる「米タン」。米軍のための燃料輸送貨物列車のことだ。実を言うとお恥ずかしい話だが、最近まで良く知らなかった列車だ。南武線に貨物列車があることは、毎年発行の貨物時刻表を見てわかってはいたが、8000番代の列車というだけで、半分は撮影は諦めていたのだ。南武線の貨物というと、ほとんど撮影したことがなく、大昔のED16やEF15の時代まで遡ってしまう。今年は、何度か撮影の機会に恵まれたが、このご時世、中々国鉄色原色が運用に就かない。一度今や貴重と言われている黒タキ牽引時に撮ってみたいものである。

掲載写真は、仕事の途中偶然巡り合えた?下り米タンを牽くEF65PF。まだ1000番代でスノープロウもない地味なカマだが、友情出演した南武線205系のおかげで、写真が生き返った気がする。昨今は、カブリに対しシビアな時代で、裏カブリなどと言って敬遠されているようだが、自分にとってこの手のカブリは大歓迎だ。

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2012(H24)-04-24  8277レ EF651094                    JR東日本:南武線 津田山-久地

                                Nikon D300  Nikkor AF-S 70-200mm f2.8G VR2  TC14BS2

 


EF210-301 上京

2012-09-22 19:18:26 | 鉄道写真(EC)

桃太郎ことEF210に、このたび新しい増備車が誕生し、本日東京まで回送されるというので出向いてきた。今回から300番代を名乗り、これは、瀬野八用EF67の代替車と思いきや、マイナーチェンジと考えた方が的を得ているようで、本線も今までのEF210と同じように走れる性能らしい。ある時は、瀬野八で補機運用、そしてまたある時は、長大貨物の先頭に立ち上京してくるということなのか。今後の動向に注目していきたい。

変化と言えば、車体サイドに黄色のラインが入り、今までと違うことをアピールしているし、一番東京よりのタイヤが、黄色くなっていることに気がついた。何か意味があるのだろうか?真新しい運転台に座り、こちらを凝視している機関士の誇らしげな態度が印象的だった。

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2012(H24)-09-22  9864レ EF652067  EF210-301(次無動)  東海道貨物線: 川崎新町-八丁畷

                                   Nikon D3 Nikkor 50mm F.1.4D S優先 1/100(+0.3)