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アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

東急大井町線 新車投入!~6020系

2025-03-16 15:00:00 | 鉄道写真(私鉄)
 春のダイヤ改正も終わり、年度末から新年度へと目まぐるしく時間が通り過ぎていく。今回の改正では、国鉄型電気機関車に大鉈が振るわれ、昨年よりもさらに運用縮小、目にする機会も激減してしまった。幼い頃から当たり前に走っていて、沿線に出れば必ずと言っていいほど目にしたEF65という標準電気機関車が仕事を失った。EF16撮影のため出向いた時、冬の上越線で見たピカピカの青光したEF64 1000番台の誇らしげな佇まい。デビュー当時から見てきたEF64 1000番台でさえ運用が限られてしまい、あれから45年の歳月が経ったことを実感させられた今回のダイヤ改正だった。まあ、長年同じことを繰り返していれば、生まれては消えていく決して避けて通れない自然界の営みを目の当たりにすることは案外容易い。それは列車でもあり、数々の名車たちでもあるから、思い出は尽きないのである。
 先般、逗子にある工場から毎日利用している東急大井町線用の新車が回送されてきた。現在各駅停車用の主力9000系の置換えである。この9000系電車でさえ、製造から35年以上経過しているためか、全て新車へとリニューアルするとのこと。新形式の電車ではなく、6020系といって現在でも急行用として活躍している形式の増備車でまかなう。営業運転は夏頃からと聞くが、そろそろ試運転が始まるはずで、目にする機会もあるだろう。楽しみだ。
 さて、あまりにも日常の話題になったので、掲載写真は、9000系電車でもまだ東横線時代のものを載せておく。1970年代から乗ってきた東横線だから、一番お世話になった形式は、5000/7000/7200/8000あたりだろう。アントンKの中では9000系電車と言われても、まだ新しい車両という感覚なのだ。9000系同士が自由が丘で交換する思い出のシーン。
 2008-01-03       9000系9013F  急行   東急東横線:自由が丘付近

京王のグリーン車を懐かしむ~京王帝都デハ1900形

2023-05-06 08:00:00 | 鉄道写真(私鉄)
いつの間にかGWも後半に入り、鉄道や道路の混雑が目立ってきた。アントンKは、この連休どこへ行く予定もなかったが、こういった好天が続くと、出掛けたくなる衝動に駆られることが何度となく襲ってきた。何も混雑目掛けて出歩くこともあるまいと自分に言い聞かせてきたが、世の中コロナの暗雲から抜け出したかのような雰囲気が、さらに気持ちの上で刺激されたのだろう。今年は今までとは違う人の流れのようだ。
 毎年、桜の開花時期が早まり、それを覚悟して今年も意識していたつもりだったが、結果思うように写真には残せず、来年以降に持ち越しとなってしまった。桜に限らず、梅も桃も早かった。どちらにもチャレンジして足を運んだが、読みが甘く、ピーク時から外れてしまった。
 井の頭公園を往く井の頭線のグリーン車デハ1900形。生まれ育った沿線の京王帝都(現:京王電鉄)には当時デハ1800、1900、1000形と緑色をまとった電車が走っていた。日中こそ運用には着かず、朝の通学時に必ず乗車してお世話になった思い出深い電車なのだ。あの油臭い床が妙に懐かしく思える。当時でもメインはレインボーカラーの顔を持つ元祖3000形だったが、その3000形でさえ地方私鉄で余生を送っている時代。やはりあまりにも時間が過ぎ去ってしまった。掲載写真は、桜満開の井の頭公園に進入するデハ1900形。お顔が影だらけで見苦しいが、重厚な釣り掛け音が聞こえる気がしてしまう。
1976-04-02        京王帝都デハ1904        井の頭公園にて


憧れのロマンスカー VSE 引退!~OER50000形

2022-01-25 20:00:00 | 鉄道写真(私鉄)

まだまだ新しいと思っていた、小田急ロマンスカーの VSEこと50000形がまもなく引退するというショッキングな情報が飛び込んできた。現在都心では急速に進んでいる、ホームドア設置の関係から今回の引退劇とされているが、真相は定かではない。

アントンKと小田急ロマンスカーの関わりは、昔から沿線住民でもなくさほど思い入れが強く残っている電車ではない。ただ幼少期に、箱根への旅行で乗車した記憶は今でも鮮明に残り、当時乗車した3000形SE車は、そんなことも手伝って晩年になって撮影に出ていたことが思い出される。御殿場線に乗り入れ、「あさぎり」号として運転されていたが、重心が低く小振りのい車体に見えた想いが蘇る。重連運転を狙って動いていたことも今では懐かしい思い出だ。

3100形や10000形にも乗車経験はあるが、今回の VSE 50000形は、圧倒的に豪華で現代的な車輛だった印象を持っていた。もう3年も前になるが、愛孫を連れてこの50000形の展望席を奮発し、箱根まで乗り鉄したことも今となっては良き思い出となっている。すでに後継の70000形も活躍しているロマンスカーシリーズ。引退しても、第二の職場でさらに優雅な走りを見せて欲しい。

掲載写真は、お正月の干支ステッカーを張り付けて疾走する特急「はこね」号。幾つになっても、展望席はロマンスカー憧れの特等席に変わりはない。   2011-01-10

 


秋色に染まった魅力的な弘南鉄道

2021-11-03 19:00:00 | 鉄道写真(私鉄)

さて前出の続きとして、今回の東北路の成果を掲載しておく。

今回の旅で初めて撮影した弘南鉄道の私鉄電車たち。アントン自身不勉強で、いまだどんな鉄道で、どこをどう走っているかも定まらないでいる状況であるが、そこで目にした懐かしい電車に一気に引き込まれてしまった。元東急7000形のことで、優秀な電車であることから全国各地で引退後も走っていることは、知識としてはわかっていたが、やはりこうして、ある程度時間をかけてカメラを向けていると、毎日乗車していた青春の日々が蘇ってくるように思えてしまったのだ。

小さな路線ながら、こうして目を向けると見どころは無数にありそうで、今後の東北行脚が楽しく魅力的に思えてきた。長年の鉄道撮影の中でも、新しい発見に心ときめく瞬間は楽しいし希望に繋がっていく。今回の一番の収穫は、そんな新たな想いなのかもしれない。

掲載写真は、岩木山を間近に見ながらコトコトと走る大鰐線のローカル電車。まだ東急池上線そのものの外観で姿を現わした時、旧友に偶然会ったような錯覚になり、俄然やる気が出てきてしまった。天気予報が晴れから下り坂になり残念だったが、津軽富士とも呼ばれる岩木山を絡めて、この顔を収められたことに満足して帰路に就くことが出来たのだった。同行した行動力抜群の友人にも感謝しながら、今回の行脚を振り返っているところである・・

2021-10       弘南鉄道 大鰐線  7033F         石川付近にて

 


長野にいた我が青春の電車たち~長電3500形

2021-07-23 20:00:00 | 鉄道写真(私鉄)

今回遠征した長野で、途中見かけた電車がとても懐かしくなり、須坂に立ち寄ってみた。営団地下鉄3000形、そして東急8500形のステンレス電車たちである。

アントンKは、学生時代東急沿線に長年通学していた関係で、いまだに私鉄では東急電車に興味が沸くが、その当時毎日乗車していた電車たちが、やはり今ではとても懐かしく思う。東急線では、5000系・6000系・7000系・7200系・8000系等に毎日お世話になった。そして同時に日比谷線直通で東横線に乗り入れていた営団3000形も、当時からお気に入りの電車だったのだ。下校時には、わざわざ営団3000形の時刻に合わせて学校を出たこともしばしば。とにかく静かで乗り心地が大変良かった印象がある。ただ夏場は、非冷房なので暑かったことが、おぼろげに思い出される。中目黒から日比谷線直通となる電車は、当時日吉始発で結構あったように記憶している。いまや、日比谷線直通電車は無くなり、渋谷が地下駅へと変わり、副都心線へと繋がっている。東急線の線路を東武や西武の電車が我が物顔で走っているのだ。当時を知る者からすれば、とても同じ路線とは信じがたく、逆にあの頃が懐かしいのだ。

引退が近いとされる長野電鉄3500形電車。当時を偲ぶのには、結構無理がいるが、それでも、派手なコルゲートの車体や独特なお顔立ちは変わらない。リンゴが実る頃、また出会いたいものだ。

2021-07     長野電鉄:須坂にて