相変わらず撮影意欲は色々あるものの、ここのところ中々タイミングが合わず出撃できていない。9月も半ばだというのに、今年はまだ暑くて日中は辟易だし、エアコンの連続使用で体調が振るわない。その上、この週末は台風上陸と来た。早く空高い秋の青空が見たいものだ。
考えてみると今や貨物列車の主力機は、全てJR型の3ケタに機関車に取って代わった。東海道スジは、EF210が台頭しているし、山線用は、EH200というパワーロコが新鶴界隈も幅を利かせている。ダイヤ改正のたびに国鉄型の機関車は、仕事が減少していく状況だ。そんな中、やはり思い入れの多いカマを追って撮影している訳だが、特定のカマ以外でも地道に撮影のチャンスを見つけて記録していくことが当たり前のことだが後々大切になってくる。
掲載写真もそうだ。これを撮影した時を思い返してみると、ロクヨンの重連タキ編成を撮影したくて新鶴見に行き、発車するシーンを撮影中に、本線を65PFの貨物列車がやってきた。ちょうどカマ同士が並んだところを撮影したものだが、この時は何てことなく、重連タキにばかり目が行って、こんな並びは撮影したこと自体忘れていた。しかし今になって見てみると、一時代を築いた機関車の生きた並びは名シーンに変化しているように思えてならない。撮影した時はわからなくても、後世になって価値が変化する写真は、アントンKにとってこれからも自己満足の極致であり大切な生きる糧となっていくことだろう。
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2002(H14)-09-11 5465レ EF6414+21 JR貨物:新鶴見
Nikon F4E AF 70-300mm f/4.5-5.6D トレビ100