アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

大井川鐡道 秋日和

2024-10-15 20:00:00 | 日記
 鉄道の日を含むこの三連休に、兼ねてから予定していた大井川鐡道へ乗り鉄旅に行ってきた。
 今回は大変天気にも恵まれ、大いに秋を満喫でき充実した時間を送ることが出来たように思う。同行した孫とその父親も大満足の様子で、それだけでも行ってよかったと、今にしてこの男3人鉄旅を振り返っている。ことの発端は、愛孫が未だ現役の元東急7200系に乗りたい!の一言からこの旅は始まっていた。そしてどうせ行くのなら、友人の強い推しもあり大井川鐡道が運営する温泉宿に泊まろうということになり、半年前から計画された旅だったのである。
 しかし、実際大井川まで出向いて、一番会いたい7200系が動いているのか、一昨年に災害で、途中折り返し運転が続いている中、電車たちは元気なのか最後まで不安だった。今回は3人で動いたため静岡までの往復は自動車で移動し、宿に自動車を置いて、後は列車旅に集中する計画。普通一般的には、この時期大井川鐡道のメイン列車になっている「機関車トーマス」号に乗車し列車旅を楽しむのだろうが、この手の作られた列車には愛孫はとんと興味がないようで、何とかSLとELが旧客を牽く列車の方ににアントンKの立つ手の希望で乗車できた。
 何せ大井川鐡道の現行の列車ダイヤは、客車列車の特別列車がメインであり、目的の普通電車は隅に追いやられているダイヤで、注視してないと気付かない存在だったが、自動車を下りて川根温泉笹間渡駅まで向かう途中に来た区間急行が目的の7200系でやってきた時には大喜び。少なくとも1回は乗車が叶うから、まずはアントンKも心をなで下ろすことができた訳だ。結果として、災害で分断された大井川鐡道を客車列車で1往復、7200系で1往復でき、忘れかけていた旧型客車の匂いや振動、音だけは東急時代そのままのダイヤモンドカット顔の7200系を間近で見て、懐かしく東横線を走る姿を思い出すことができた。
 それにしても、地方ローカル私鉄とはいえ車両の痛み、沿線は荒れ果てた状況で川根温泉笹間渡駅の不通側のレールには、草木が生え放題、本当に復活できるのか素人目でもいささか心配になってしまう。新金谷駅に長年留置してある元JR西日本のやまぐち号の客車たちは目を覆う有様。とても見るに堪えない姿をさらしている。すれ違う「トーマス」号は随分盛況に見えたから、あともうひと踏ん張りなのだろうか。アントンKには、フリー切符を買い、温泉宿に泊まり土産を買うことくらいしか出来ないが、将来の鉄チャンのためにも何としても再起して欲しい。
 掲載写真は、朝の一番列車を部屋から撮影する愛孫。7時前の始発にまたまた7200系が入り、朝からテンション爆上がりの姿。好天を期待できる青空のもと、銀の車体を揺らしながら単行で走る元東急車は、本来の姿ではないはずだが、昔を知らない孫にとって、これが7200系であり、その可愛い姿に惚れ惚れしていた様子。そんなシーンを時空を越えてカメラに収めることができ幸せに感じたのである。
  2024-10-14      2列車       大井川鐡道:川根温泉笹間渡付近
 

計画倒れの夏休み~115系スカ色出会えず・・・

2024-07-27 15:00:00 | 日記
 この週末は、8歳になった孫連れで115系電車に思う存分乗車し長野を廻る計画だった。しかしトラブルはいつ襲ってくるか判らない。出発の前日になって当の孫が高熱を出しダウン。あっけなく計画はキャンセルとなってしまった。
 今回の旅行はかなり時間をかけて綿密に計画を立て、以前からのリクエストに全て答える形で組み、ちょうどしなの鉄道で未だ現役の115系電車が、スカ色に塗り替えられて登場するタイミングを見て計画したものだった。いずれまた機会をみてチャレンジするつもりでいるが、一度ミソを付けられた旅行をなぞることはせず、今の気持ちを晴らすべく、さらに魅力的な行程を考えているところだ。
 来週からもう8月、盛夏真っ只中だが、うかうかしていたらあっという間に夏は終わる。良い思い出を残せるよう、奮闘するアントンK爺なのであった。
 掲載写真は、その今回しなの鉄道にて再登場となった115系電車の横須賀線色によるホリデー快速鎌倉号。JR東日本の115系では晩年の記録で、豊田区所属だった車両。アントンKにとって115系電車は、いつでもどこでも走っていた空気みたいな存在の車両で、国鉄時代からちょっとした遠征には必ずお世話になり、東北上信越、それに中央線と思い出も多い電車だ。特に三鷹電車区へ毎日のように出向いていた国鉄時代に目撃した、スカ色の115系300番台の新車は忘れ難い印象で、40年以上経った今でも目に焼き付いている。
 2006-05-06         ホリデー快速鎌倉号 115系電車   北鎌倉付近

いけたまハッピートレイン~1722F

2024-06-25 20:00:00 | 日記
 東急線にまた新たなラッピング車が登場したので書き留めておく。
 日曜日、それもお昼休み時間に出発式を行うとの情報がネットに拡散していたためか、多摩川駅ホームにて展示お披露目をしていた当該編成を一目見ようと、東急ファンのみならず、何事の騒ぎ?と一般乗客たちにも関心が広がっていたようだ。アントンKも東急ファンにさせてしまった感のある愛孫を連れてホームに降り立ち、初めてとも言える出発式を見送ることとした。展示中の車内では、ラッピングデザインの候補画像や、実際に作業しているビデオが繰り返し流れていて非常に興味をそそったが、ちびっ子向けとは言え、なかなかこういった企画は上手いもの。随分と沿線の利用客にアピール出来たのではないだろうか。発車時間も迫り真打「のるるん」が登場し、ブラスバンドが銀河鉄道を演奏すると、いよいよ最高潮に達してゆっくりと列車はホームを滑り出していった。                                 

 都会にあるローカル線とも言える池上線、多摩川線であるが、これで3本目のラッピング電車の登場となった。7700系電車が消えて随分と時間が経ってしまったが、今の7000系電車もこの路線の顔となり活躍中。バラエティに富んだ1000系列がさらに広がりを見せ、列車を待つのが楽しくなる。そう思わせてくれる路線なのである。
2024-06-23      東急多摩川線:多摩川駅

時代とともに・・・

2024-06-01 08:00:00 | 日記
 銀座の山野楽器が今後CD販売を止めてしまうらしい。
 これは8月からのことで、銀座以外の山野楽器では今まで通り販売は継続される。先日本当に久しぶりに山野楽器銀座店を覗いて、昔に比べてCD等の売り場が随分と縮小してしまったことに驚いたばかりだったが、こんなニュースが飛び込んでくると、今はそんな時の流れなんだと変に納得してしまった。
 自分自身を振り返ってみても、フィルムを装填して写真を撮っていた時代からすでに20年。約3分しか撮影できない8ミリ映写機が、ビデオカメラに変わり、VHS→8mm→DVと移り替わってHDメモリに落ち着いたと思ったら、デジタルカメラの急成長。同時に携帯スマホの動画を含んだ撮影。今やビデオカメラは、デジカメやスマホに取って変わられた。まさにこの流れに沿うように、音楽鑑賞の在り方も変わったと言わざるを得ない。昭和時代は、新譜の情報が欲しいがために、その類の月刊誌から情報を得て心待ちにしていた。発売日を目指して日々を過ごし、当日は一目散にショツプに駆け付けたものだった。もちろんLPやCDの陳列棚を隅々見渡す時のワクワク感は今でも忘れられない気持ちなのだ。しかし現在はというと、雑誌等の紙媒体は大半が淘汰され、御多分に漏れずネット情報に頼ることになる。買い方も様変わりしてしまった。ほとんどがネット注文、即日配達の時代なのである。銀座山野からCDが消えても不思議ではないと強引ながら納得させられてしまう訳だ。
 CDそのものの生産もピーク時の3分の1になったとのこと。ソフトでさえネット配信で聴く時代なのだそうだ。そうなると所有するという喜びはなくなり、いつでも聴けるという感覚が人を怠惰にしてしまう気がしてならないのだ。
 今年はブルックナー200年イヤーにあたり、今までにない企画のCDが発売される。もっとも廃盤の復刻だったり過去の演奏の再発売が多いように見えるが、実際の演奏会でも随分と取り上げられているので嬉しい限り。海外の来日オケでも演奏予定に組まれているので、久々に鑑賞したいと思っているが、果たして日程が合うだろうか。ブルックナーも鑑賞したいが、今年はインバルのマーラーを聴きたいところ。都響でチクルスが始まっているので、是非とも足を運びたいと思っている。
掲載画像は、そのエリアフ・インバル。今年で88歳。自分も歳とる訳だ。
 


北陸に想いを寄せて

2024-01-14 09:00:00 | 日記
 正月早々に発生した能登の大地震。
日に日に被害状況が拡大してしまい胸が痛む。自分の無力さを改めて思い知らされたとともに、現地の一刻も早い復旧を祈りたい。
 被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
                     2008-07     北陸本線:金沢にて