2016年5月7日公開 109分
会社をクビになりコンビニでアルバイトをしている冴えないフリーター、中津(東出昌大)は、驚異の身体能力を持つニートの土志田(窪田正孝)や情報収集力に優れた女子高生のカオリ(小松菜奈)、夜な夜な「若者殴り魔」に豹変する定年間近のサラリーマン・日下(片岡鶴太郎)らと出会い、小さな社会悪を退治する自警団を結成する。社会が裁ききれない小さな悪事をはたらくものを高いところから吊り下げ晒す彼らの行為は市民からも支持されるようになる。彼らは日下がスカウトしたホームレスの宇野(船越英一郎)を社長として低料金で警備をする『ともしび総合警備保障』を設立するが、やがてその力を私欲のために使おうとする者が現れ、組織の秩序が崩れ始める……。
漫画家・福満しげゆきの「生活【完全版】」の実写映画化作品です。
コメディは好きなジャンルだし、窪田君が出演しているから観ました
GW明けですが、サービスデーなので意外にシネコンは混雑していたのですが、この作品に関しては観客10名足らず・・・あれは「ロクヨン」の客だったのか?
内容的に万人受けは難しいので仕方ないかなとは思いますが、ファンとしてはやはりヒットを願いたいです
そして感想も土志田メインで
冒頭からアクションシーンで「あれ?これって予告や番宣で登場する場面よね」でしたが、現在→過去→現在のループ手法で二度観られるのはちょっとオイシかったです
コンビニで長時間(エロ)雑誌の立ち読みをしていた土志田を注意した中津に「何故僕だけ(注意するの)?」と控えめに抗議する口調が可愛いです
カップ麺のお湯が切れたことに難癖をつけてきた客が投げつけた麺をかぶってしまった土志田は何も言わずに店を出て行きますが、その客が店の外に出た瞬間、引っ掴んでボコるの
それを目撃した中津はヒーローの理想を土志田に見出し後を追うのですが、土志田は何と下着泥棒の真最中
彼がその部屋を狙ったのはカオリの家と知っていたのか、偶然だったのかの説明はないのですが、わざわざ上階のベランダの下着を盗むのだから当然持ち主を知っていたと考えるべきね。後日それがカオリの母親のものと知り畳を叩いて悔しがる姿も笑えますが、中津に「共に戦おう、ヒーローになろう」と誘われた土手で、そのパンツの匂いを嗅いだり几帳面に畳んだりするのが(窪田君のアドリブだそうですが)いかにも土志田らしくて
他にも隙あらば女の子の下着を覗こうとしたりと変態の役作りも完璧
人と交わるのが不得手な土志田にとって、自分を認めてくれた中津はある意味尊敬する人であり、好意を寄せていたカオリやオジサンも加わって仲間ができたことを一番嬉しく思っている人なんだろうなと思わせてくれました。
普段はどもり気味に話し、隅で小さく蹲っているのだけど、仲間のピンチにはその驚異的な身体能力を使ったアクションでまさに「ヒーロー」的活躍をする土志田役は窪田君にとても似合ってました。
自分たちの鬱憤晴らしの意味合いが大きかった「吊るし魔」から会社組織となったことで水を得た魚のように生き生きとしてきた土志田。引っ込み思案が影を潜め、自信が警備員の訓練シーンでの堂々とした振る舞い、声の大きさなどに現れていました。上からの命令を正しいことと信じて疑うことなく実行してしまう土志田に比べ、中津は良い意味で普通の感覚の持ち主です。エスカレートする会社の方向性に疑問を持ち、宇野にそれをぶつけて逆に過去を晒されクビになってしまい、思わず土志田にも暴言を吐いてしまいます。
中津は尊敬できる仲間だったのに、「道具」と言われて傷ついた土志田ですが、日下が殺され、会社の裏側を知って再び中津と共に戦います。
宇野は後半では敵役となり、中津たちを苦しめますが、実は日下を殺したレインコートの殺人鬼は意外なアノヒトだったというどんでん返しが
そのシーンで「ST」の黒崎さんの屋根からの登場シーンが頭に浮かんじゃいましたが、もちろんあんなカッコイイ感じじゃなくって・・・重そう~~
それにしても、助けてくれた日下を何故殺したの?意味なんかないから逆に怖いってこと?
その殺人鬼にとどめを刺すのがカオリのヨーヨー。これは土志田が護身用に彼女に渡したものという設定。その時「工業高校だったからその時に作った」というセリフがあって、これもアドリブなのかな?窪田君自身が工業高校出身だし
(番宣のメイキング映像で菜奈ちゃんに使い方を教える窪田君がチラっと映ってましたが、DVD特典に入るなら見てみたいぞ
)
もっと軽いおバカな笑い満載かと思っていたのですが、意外と硬派な内容で、日下さん死んじゃうし、会社は潰れるし、けっこう重くもあります。
でも、中津は少しだけ勇気を手に入れたし、土志田との相棒関係も前より強くなったし、一応ハッピーエンドなのかな。
日下の娘が父の跡を継いだかのようなラストのアクションは・・・土志田より派手かも~
会社をクビになりコンビニでアルバイトをしている冴えないフリーター、中津(東出昌大)は、驚異の身体能力を持つニートの土志田(窪田正孝)や情報収集力に優れた女子高生のカオリ(小松菜奈)、夜な夜な「若者殴り魔」に豹変する定年間近のサラリーマン・日下(片岡鶴太郎)らと出会い、小さな社会悪を退治する自警団を結成する。社会が裁ききれない小さな悪事をはたらくものを高いところから吊り下げ晒す彼らの行為は市民からも支持されるようになる。彼らは日下がスカウトしたホームレスの宇野(船越英一郎)を社長として低料金で警備をする『ともしび総合警備保障』を設立するが、やがてその力を私欲のために使おうとする者が現れ、組織の秩序が崩れ始める……。
漫画家・福満しげゆきの「生活【完全版】」の実写映画化作品です。
コメディは好きなジャンルだし、窪田君が出演しているから観ました

GW明けですが、サービスデーなので意外にシネコンは混雑していたのですが、この作品に関しては観客10名足らず・・・あれは「ロクヨン」の客だったのか?



冒頭からアクションシーンで「あれ?これって予告や番宣で登場する場面よね」でしたが、現在→過去→現在のループ手法で二度観られるのはちょっとオイシかったです

コンビニで長時間(エロ)雑誌の立ち読みをしていた土志田を注意した中津に「何故僕だけ(注意するの)?」と控えめに抗議する口調が可愛いです

カップ麺のお湯が切れたことに難癖をつけてきた客が投げつけた麺をかぶってしまった土志田は何も言わずに店を出て行きますが、その客が店の外に出た瞬間、引っ掴んでボコるの


彼がその部屋を狙ったのはカオリの家と知っていたのか、偶然だったのかの説明はないのですが、わざわざ上階のベランダの下着を盗むのだから当然持ち主を知っていたと考えるべきね。後日それがカオリの母親のものと知り畳を叩いて悔しがる姿も笑えますが、中津に「共に戦おう、ヒーローになろう」と誘われた土手で、そのパンツの匂いを嗅いだり几帳面に畳んだりするのが(窪田君のアドリブだそうですが)いかにも土志田らしくて

他にも隙あらば女の子の下着を覗こうとしたりと変態の役作りも完璧

人と交わるのが不得手な土志田にとって、自分を認めてくれた中津はある意味尊敬する人であり、好意を寄せていたカオリやオジサンも加わって仲間ができたことを一番嬉しく思っている人なんだろうなと思わせてくれました。
普段はどもり気味に話し、隅で小さく蹲っているのだけど、仲間のピンチにはその驚異的な身体能力を使ったアクションでまさに「ヒーロー」的活躍をする土志田役は窪田君にとても似合ってました。

自分たちの鬱憤晴らしの意味合いが大きかった「吊るし魔」から会社組織となったことで水を得た魚のように生き生きとしてきた土志田。引っ込み思案が影を潜め、自信が警備員の訓練シーンでの堂々とした振る舞い、声の大きさなどに現れていました。上からの命令を正しいことと信じて疑うことなく実行してしまう土志田に比べ、中津は良い意味で普通の感覚の持ち主です。エスカレートする会社の方向性に疑問を持ち、宇野にそれをぶつけて逆に過去を晒されクビになってしまい、思わず土志田にも暴言を吐いてしまいます。
中津は尊敬できる仲間だったのに、「道具」と言われて傷ついた土志田ですが、日下が殺され、会社の裏側を知って再び中津と共に戦います。
宇野は後半では敵役となり、中津たちを苦しめますが、実は日下を殺したレインコートの殺人鬼は意外なアノヒトだったというどんでん返しが

そのシーンで「ST」の黒崎さんの屋根からの登場シーンが頭に浮かんじゃいましたが、もちろんあんなカッコイイ感じじゃなくって・・・重そう~~

それにしても、助けてくれた日下を何故殺したの?意味なんかないから逆に怖いってこと?
その殺人鬼にとどめを刺すのがカオリのヨーヨー。これは土志田が護身用に彼女に渡したものという設定。その時「工業高校だったからその時に作った」というセリフがあって、これもアドリブなのかな?窪田君自身が工業高校出身だし

(番宣のメイキング映像で菜奈ちゃんに使い方を教える窪田君がチラっと映ってましたが、DVD特典に入るなら見てみたいぞ

もっと軽いおバカな笑い満載かと思っていたのですが、意外と硬派な内容で、日下さん死んじゃうし、会社は潰れるし、けっこう重くもあります。
でも、中津は少しだけ勇気を手に入れたし、土志田との相棒関係も前より強くなったし、一応ハッピーエンドなのかな。
日下の娘が父の跡を継いだかのようなラストのアクションは・・・土志田より派手かも~
