杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

若おかみは小学生!

2019年05月10日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)

2018年9月21日公開 94分

小学6年生の女の子おっこ(小林星蘭)は交通事故で両親を亡くし、祖母の経営する旅館「春の屋」に引き取られる。旅館に古くから住み着いているユーレイ少年のウリ坊(松田)や、転校先の同級生でライバル旅館の跡取り娘・真月(水樹奈々)らと知り合ったおっこは、ひょんなことから春の屋の若おかみの修行を始めることに。失敗の連続に落ち込むおっこだったが、不思議な仲間たちに支えられながら、次々とやって来る個性的なお客様をもてなそうと奮闘するうちに、少しずつ成長していく。


児童文学シリーズ「若おかみは小学生!」のアニメーション映画化だそう。
おっこは、梅の香神社の神楽見物の帰り道の高速道路で、対向車線を越えてきた大型トラックに衝突されて両親を亡くします。「春の屋」で暮らすことになったおっこは、そこに住むユーレイのウリ坊に出会うんですね。彼の姿はおっこにしか見えませんが、それは彼女が臨死体験をしたからなようです。
ウリ坊がきっかけで、おっこが若おかみになる決意をしたと誤解した祖母たちは大喜びで、修行が始まります。
鈴鬼や少女の姿のユーレイ・美陽も加わり賑やかになっていくおっこの生活
 
学校では秋好旅館の跡取り娘、秋野真月が何かと突っかかってきますが、裏返せばそれだけ真剣に旅館や温泉街の将来を考えている証でもあるんですね
しかしあのピンクのフリフリ衣装のセンスはどうかと・・・
 
映画の中では母を亡くした少年と父親、失恋で落ち込む占い師の水領、木瀬一家の三件のエピソードが登場します。
おっこはどのケースでもお客の立場に寄り添い最高のもてなしをします。
木瀬が事故の直接の加害者にあたるトラック運転手とわかった時はさすがに衝撃を受けるおっこですが、生前の両親や祖母の峰子がいつも話していた"花の湯温泉のお湯は誰も拒まない"という言葉で、旅館を移ろうとした木瀬一家を春の屋旅館に留めるんですね。

再び春がきて、おっこと真月は神楽を舞います。清めの源泉で、真月から自分が生まれる前に亡くなった姉の話が語られ、あぁそうだったのか!と
おっこの若おかみとしての成長にユーレイたちは心配ごとが消えて成仏していくんですね。
 
とまぁ、こんな感じの流れですが・・言葉遣いの丁寧さは親のしつけの賜物としても、なんだかな~~おっこが物分かり良すぎるというか、良い子過ぎるところが気にくわないというのが正直な感想です。まだ小学生なんだもの、もっと我儘でも感情的でもいいんじゃないかなぁ。 
公開時の評判はかなり良かったようなのですが、個人的には話が綺麗過ぎて気持ち悪いという・・・性格ひねくれてるからかしらん

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