杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

ザ・ファブル

2020年02月23日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)

2019年6月21日公開 123分

超人的な戦闘能力を持つ伝説の殺し屋ファブル(岡田准一)は、育ての親であるボス(佐藤浩市)から、1年間殺し屋を休業して普通の人間として生活するよう命じられる。もし誰かを殺したらボスによって処分されてしまうという厳しい条件の中、「佐藤アキラ」という偽名と、相棒ヨウコ(木村文乃)と兄妹という設定を与えられ、大阪で暮らしはじめたファブルは、生まれて初めての日常生活に悪戦苦闘。そんな中、偶然知り合った女性ミサキ(山本美月)がある事件に巻き込まれたことから、ファブルは再び裏社会に乗り込んでいく。

 

2017年度講談社漫画賞を受賞した南勝久のコミックの実写映画化です。無表情で常識はずれな行動を連発する岡田君演じるファブルは観ているだけで笑えてきます。殺し屋のスキルを封じられているので、相手を殺さず致命傷を負わさずの手加減がギャグタッチで描かれていて楽しめました。

子供の頃のファブル(南出凌嘉)は、田舎で極貧生活をしていた時にボス(佐藤浩市)に拾われ、サバイバル生活をしながら育った過去があります。ヤクザの世界しかしらない彼を案じたボスが、一年間一般人として生活するよう命じるのだけれど、それって何だか矛盾してるような

佐藤明「アキラ」と名乗り、相棒のヨウコ(木村文乃)を妹と偽って大阪で暮らし始めた二人は、ボスのツテで真黒カンパニー(名前が既にギャグ)の海老原(安田顕)の世話になります。ミサキ(山本美月)と出会い彼女の紹介で面接を受け、田高田社長(佐藤二朗)に時給800円、雑用係として採用されて、「普通」の生活を始めたファブルですが、海老原の部下の小島(柳楽優弥)が出所してきたことでトラブルに巻き込まれていきます。

ミサキの窮地を救うため、殺しを封印しながら、伝説のファブルを倒して名を上げようとするフード(福士蒼汰)や海老原を裏切った砂川(向井理)と戦うファブル。格闘技に通じた岡田君ならではの激しいアクションを楽しめます。

結局ボスの狙い通り、普通の生活を通して成長したってオチですかね


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