『インディアン島の白昼夢』も無事に終了し、少し余裕も出てきたこの頃です。
正直、体力的にハードな公演でありました。
驚きっぱなし、興奮しっぱなし、叫びっぱなし、暴れっぱなし、汗かきっぱなし・・・。
でも楽屋では「そんなに疲れてませんよ」と口にしていました。これは決して嘘ではありません。
物凄く疲れる芝居なんだけど、それでいて疲れを感じなかった公演。
矛盾しているようだけど、それが正直な感想であります。
稽古初日、今回はたまたま台本の前半だけを頂いたのですが、その時点で僕は汗だくでした。
後日、後半の台本を頂いたら「お前、汗だくだぞ」と言われたり、自ら「もう、汗だくや」と言うシーンがあったり。
「僕が汗だくだから、後半にこんな台詞を付け足したんですか?」と作家のめぐさんに聞いたら、
「いいえ。最初から汗だくのていで書いてたら、本当に悟さんが汗だくになってたから面白かった!」なんて返事が返ってきました。
という訳で、お芝居をご覧頂いた皆様、汗にまつわる幾つかの台詞がありましたが、あれはアドリブではなく台本どおりです。ト書きや台詞に忠実に僕は汗だくだったのでした。
そんなこんなで肉体的な疲労は食事・入浴・ストレッチ・睡眠などでケア。
自称・健康オタクの僕ですが、僕の知識は独学未満の雑学知識。
楽屋には何かと博識な役者さんが多いので、アドバイスを貰いながら6日間を乗り越えました。
精神的な疲労はほとんどなかったです。喜びに満ちた幸せな日々でしたから。
それでも人間、時々、心に雲がかかることもあります。でも、スッとどこかに雲は消え、いつでも温かい陽射しが差し込んで来ました。
「心が疲れたら人に優しくしよう、身体が疲れたら自分に優しくしよう。」なんて思いながら。
とにかく、なるべく頭でっかちにならないように。
ロジカルに構築された世界の中で、それでも人間で在らんとするキャラクター。
物語のラストにかけては理屈の説明になってしまわぬように、とにかく心を重んじて。
劇団創立15周年、ミステリー名作選10周年を迎えたPT企画さんのアニバーサリー公演。
アリスの台詞は、ミステリファンから名探偵達へ捧げるリスペクトであり、
PT企画さんからお客様へ捧げる感謝の意でもあり、
僕は僕で、役者としてお客様、共演者、関係者に捧げる思いでもあり。
そんな気持ちで力いっぱい、ミステリの中心で、愛を叫びました。
あらためて、すべての皆様へ感謝を捧げます。
僕はいつだって舞台の上で、あなたの世界の片隅で、何かを叫びます。
また物語の中でお逢い致しましょう。
次回は動物園で何を叫ぶのか?どうぞお楽しみに。
「大好き」を言葉にしたらひとことも上手く語れずただ泣いていた
正直、体力的にハードな公演でありました。
驚きっぱなし、興奮しっぱなし、叫びっぱなし、暴れっぱなし、汗かきっぱなし・・・。
でも楽屋では「そんなに疲れてませんよ」と口にしていました。これは決して嘘ではありません。
物凄く疲れる芝居なんだけど、それでいて疲れを感じなかった公演。
矛盾しているようだけど、それが正直な感想であります。
稽古初日、今回はたまたま台本の前半だけを頂いたのですが、その時点で僕は汗だくでした。
後日、後半の台本を頂いたら「お前、汗だくだぞ」と言われたり、自ら「もう、汗だくや」と言うシーンがあったり。
「僕が汗だくだから、後半にこんな台詞を付け足したんですか?」と作家のめぐさんに聞いたら、
「いいえ。最初から汗だくのていで書いてたら、本当に悟さんが汗だくになってたから面白かった!」なんて返事が返ってきました。
という訳で、お芝居をご覧頂いた皆様、汗にまつわる幾つかの台詞がありましたが、あれはアドリブではなく台本どおりです。ト書きや台詞に忠実に僕は汗だくだったのでした。
そんなこんなで肉体的な疲労は食事・入浴・ストレッチ・睡眠などでケア。
自称・健康オタクの僕ですが、僕の知識は独学未満の雑学知識。
楽屋には何かと博識な役者さんが多いので、アドバイスを貰いながら6日間を乗り越えました。
精神的な疲労はほとんどなかったです。喜びに満ちた幸せな日々でしたから。
それでも人間、時々、心に雲がかかることもあります。でも、スッとどこかに雲は消え、いつでも温かい陽射しが差し込んで来ました。
「心が疲れたら人に優しくしよう、身体が疲れたら自分に優しくしよう。」なんて思いながら。
とにかく、なるべく頭でっかちにならないように。
ロジカルに構築された世界の中で、それでも人間で在らんとするキャラクター。
物語のラストにかけては理屈の説明になってしまわぬように、とにかく心を重んじて。
劇団創立15周年、ミステリー名作選10周年を迎えたPT企画さんのアニバーサリー公演。
アリスの台詞は、ミステリファンから名探偵達へ捧げるリスペクトであり、
PT企画さんからお客様へ捧げる感謝の意でもあり、
僕は僕で、役者としてお客様、共演者、関係者に捧げる思いでもあり。
そんな気持ちで力いっぱい、ミステリの中心で、愛を叫びました。
あらためて、すべての皆様へ感謝を捧げます。
僕はいつだって舞台の上で、あなたの世界の片隅で、何かを叫びます。
また物語の中でお逢い致しましょう。
次回は動物園で何を叫ぶのか?どうぞお楽しみに。
「大好き」を言葉にしたらひとことも上手く語れずただ泣いていた