田中悟の片道旅団

大阪で芝居と弾き語りをしています。

「白い兔が逃げる」小屋入り

2019年01月25日 | 日記
いよいよ本日が小屋入りとなりました「白い兔が逃げる」。

ここのところちょっとネガティブ?
弱音っぽいツイートが続いてました。

・稽古をしていて昔は出来ていたことが出来なっていると感じることが多い。ああ、駄目だなって。
・正直になれば弱さばかりがこぼれてくる。田中悟が動かない走らない爆発しない。
・ウエイトコントロールはもう無理。やっても成果出ないし、体が傷む。負けを認めた。


など。

でも自分としてはネガティブというより、
むしろポジティブな感覚なんです。

言いたいのは、

・昔は怖くて認めることが出来なかった自分の弱さを認められるようになったのかも知れない。
・まだ行けるはず。難しいねんけど。
・最近はイメージトレーニングでウエイトコントロールする術を会得しようと試みている。


というようなこと。

加齢・衰え・低下は決して人間としての劣化ではない。むしろ役者としても一人の男としても自然に老けていきたいし良い意味で枯れたい。けどアリス。あと1週間でどれほど若作り出来るだろうか?役作りは若作り。

↑これが一番言いたいことなんだと思う。



実際に体は変化しますね。これは自然の摂理。
アリスと僕は15歳以上の年齢差があって、
いくら僕が実年齢より若く見える部類の人間だとしても、
この差異は正直大きいです。

実年齢より若く見える部類の人間
実はこれが問題なんですよ。
若く見えるのだったら素直に若い役を演じさせて頂いたらいいんです、理屈としては。
役者としてとても有難いことなんだから。
でも男っていうのは若く見られると嬉しくないもんです、(勿論、人にもよるでしょうが)
僕の人生、10代後半ぐらいからずっと年下に見られる傾向があって、
20歳を過ぎても「学生さん?」とか言われる、この屈辱。
「なんで俺は年相応の男(大人)に見られへんねん?」
というコンプレックス。

ああ、これって単なる愚痴ですね。
SNSやブログで、しかも舞台のこと書いているのに愚痴なんて書くのはよくない…
と思っていました、ずっと。
でも、正直になろう。
先述したツイートの抜粋、

・正直になれば弱さばかりがこぼれてくる。

まさにそうです。
でももう弱さを隠さない。
その上で、

・格好つけるのが格好悪いとも思ってたけど、ちょっとぐらい格好つけなあかんなとも思う。弱さを認めたうえで格好つける。ちょっとぐらいイキっとかんと、老け込むには早すぎる。

と考えています。



アリスはとても大切です。
アリスのこと(当然火村のこともね)大切に思っている人が世の中に沢山いて、
そのアリスを演じるのですから、
えげつないパワーが必要なのです。

俺はうまく笑えているか
俺の笑顔は卑屈じゃないかい
俺は誤解されてはいないかい
俺に愛される資格はあるか
俺は決してまちがっていないか
俺は真実へと歩いているかい










読んで頂き有難うございます!
いよいよ明日が本番です。

火村のフィールドワークで会いましょう(^-^)




有栖川有栖原作 白い兎が逃げる

【日程】26(土)11:00/15:00/19:00
    27(日)11:00/15:00 
    ※受付 開演45分前 開場 開演30分前
【料金】前売3500円(日時指定・完全予約制)当日4000円
    チケットお申し込みはこちら
【会場】浄土宗應典院本堂
【出演】オオサワシンヤ 田中悟 ことぶきつかさ 
    竹田朋子 原敏一 平本真弓 若月咲弥

コメント
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