あらさき美枝(新崎美枝)いのちかがやく大阪を日本共産党大東市議会議員

日本共産党大東市議会議員で看護師のあらさき美枝(新崎美枝)が思い、感じる政治のこと

アスベスト除去への対応 北条プロジェクト

2019年05月13日 | 大東市公民連携事業について
前回の記事で報告したとおり、アスベストが検出され、飯盛第二住宅の解体時にはアスベスト除去作業が必要になります。

前回の記事はこちら北条プロジェクト 身近にある見えないリスク アスベスト


写真はすでにアスベスト除去作業が終わりほぼ更地になった様子です。


防音壁の間を透明性にしてくれているため中の様子が分かり有難いです。



アスベストが含まれていることが分かり、次に気を付けなければいけないのは除去作業を決められた通り丁寧に行う事です。
飛散させないようにスプレーで湿らせて除去し、梱包してから排出されると説明がありました。


飛散させてしまうと、周辺住民への被害も広がります。
不安を煽らない事も必要ですが、その為にもしっかりと住民に対して説明が必要であることを、議会の中で意見しました。


市民の方から既存の建物に住んでいる人は大丈夫なのか?という質問を受けました。
大東市は、「問題ない」としています。
しかし、いつ地震が起きるか分からない、耐震性の無い建物で、地震が起きて崩れた時にアスベストは粉塵となり、人々がそれを吸うと将来病気になる可能性があります。
アスベストが含まれている可能性のある建物は全数調査して、対策を考えるべきではないでしょうか?




アスベストの暴露による労災認定者は現在毎年1000人を超えており、アスベスト救済法でも毎年約1000人が給付決定されています。
アスベストを吸い込んだ職人さんや住民はその後約40年後に中皮腫や肺がんに侵され、本人だけでなく周りの家族も苦しみます。

アスベストの被害について大東市として本当にしっかりと認識し同じ過ちを繰り返さない事が必要です。

そして、今回アスベストの除去費用に2億円以上の財源が必要となりました。
今後、公共施設を解体するときにアスベストの除去費用も加味して予算を建てなければならず、莫大な費用が必要になります。
それが、直接市民に降りかかってくるとは本当に理不尽。

被害者への救済はもちろんのこと!それに加えて解体時のアスベストの除去費用についても>社会的・国家的責任についてしっかりと考えていかなければいけないと思います。