あらさき美枝(新崎美枝)いのちかがやく大阪を日本共産党大東市議会議員

日本共産党大東市議会議員で看護師のあらさき美枝(新崎美枝)が思い、感じる政治のこと

自民支持層の崩壊 4月のクロス選挙をどう見るか

2019年06月23日 | 日記
冨田宏治先生の分析より


2019知事選挙の結果

小西ただかず  1,254,200
吉村 洋文   2,266,103


吉村氏の227万票をどう見るか

出口調査より分かる事

自民支持層の約50%が維新に流れた
公明支持層の約20%が維新に流れた
立憲・共産支持層の約30%が維新に流れた

2016年参院選大阪選挙区の票から割り出してみると
自民76万⇒40万弱が維新へ
公明68万⇒15万弱が維新へ
民進・共産80万票⇒20万強が維新へ

維新の組織票140万+40万+15万+20万=215万

上記の分析から大まかな票の内訳が良くわかる。


これからどうしていくべきか。

大阪自民には、維新に流れなかった「社会保守」(約50%)と、維新に流れた経済保守・政治保守の3つの思想を持った方々に分類できる。
社会保守と言われる方々は地位経済のコミュニティに根ざす町内会・地域振興会・商工会などであり、この方々と今後共闘していけるのではないか。


さらに
大量棄権層が勝敗を分ける
2015年の住民投票では大阪市の解体を避けるために67%と高投票率であった。

当日有権者数:2,104,076人[12]
投票率:66.83%
賛成:694,844票
反対:705,585票


住民投票(2015)  67% 140万票 69万票対70万票
W選挙(2015)   51% 100万票 60万票対40万票
クロス選挙(2019) 53% 110万票 66万票対48万票


なるほど!
棄権層の投票先は必ずしも6対4(投票数に比例する)になるのではなく、W選とクロス選を見比べると棄権層10万の行方は維新へ行く率は少ない。


棄権層40万人にどう働きかけていくか、住民投票で反対に投じた30万の棄権層に選挙に行ってもらうにはどうしたら良いのかが大きなカギになってきます。

※数字は端数切捨て、切り上げを繰り返しているので、多少合わない部分がありますが、ご容赦を。


投票率が上ったら勝てる!

そのためには、しっかり対話の積み重ねをしていく事が大切。
簡単に勝てる方法はないと感じました。
弱者切り捨ての政治は絶対に許せないから。私は頑張る!
自死が増えている日本。本当に悲しい。なんとか変えたい!だから私はあきらめず勝つまで頑張ります


冨田先生の分析による講演は今の状況を正確に知り、勇気を与えてもらえた講演でした。
ありがとうございました。

※今回は維新政治だけを取り上げて私なりにまとめましたが、冨田先生の講演は安倍政治を分析するもっと大きな視点で語られました。











大阪における維新の組織票

2019年06月23日 | 日記
維新は「身を切る改革」新自由主義改革を指示する層を組織する組織政党となっている

参議院選挙 大阪選挙区

自由民主党      松川 るい 761,424
おおさか維新の会   浅田 均   727,495
公明党        石川 ひろたか 679,378
おおさか維新の会   高木 かおり 669,719
日本共産党      わたなべ 結 454,502
民進党        おだち 源幸 347,753


おおさか維新の会は合計約140万票を獲得
おおさか維新の会はきっちり票を二人の候補者に分けることに成功している。
これは、組織的にしっかり分けることができており、それを固めることができている証拠。
浅田⇒府議団 高木⇒国会議員団と大阪・堺市議団

電話かけも自民党支持者名簿をもとに1日数万本の電話。ちなみに電話してもしかたがない共産党支持者にはかかってこない。

大阪12区
●2017年総選挙
北川智克 71614
藤田文武 64530
松尾正利 22858


●2019補欠選挙
藤田文武 60341
北川晋平 47025
樽床伸二 35358
宮本 岳 14027


いづれも維新は6万台の票を獲得している。
7万以上の票を取れば維新に勝つことができる。


堺市長選挙
●2013年
竹山修身 198,431
西口克敏 140,569


●2017年
竹山修身 162,318
永藤英機 139,301


●2019年
永藤英機 137,862
野村友昭 123,771


堺市で維新は14万以上は取れない。
竹山氏の件があった後の選挙でも前回票を上回ることは出来ていない。

これらの事から維新は何年にもわたり、組織票は固まっている。
これらの選挙で維新が勝っているのは「風」ではないことが分かる。しかし、侮れない組織票の数である。

冨田先生の分析はすごい!こうやって時系列に票を並べると本当によくわかります。

さらに、分析は続きました。

 
次回:自民支持層の崩壊 4月のクロス選挙をどう見るか



 







 


維新の本質

2019年06月23日 | 日記
 関西学院大学教授の冨田宏治氏を招いての講演会

私なりにまとめてみました。

維新政治の本質

元アナウンサーの長谷川豊氏の発言は維新の本質が暴露されたようなもの

「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけ」

冨田先生はこの発言を分かりやすく表現してくださいました。

「自分たちはジムに行って体を鍛えて、有機野菜を使った料理を食べて、規則正しい生活をして健康に気を使っているから医療費も使っていないのに、お前らは安もの食べて甘い物食べて運動もろくにせずに病気になって収入もないから税金も払わずに、医療の恩恵を受けている。」

貧乏人・弱者にに税金を使う事への憎悪をむき出しにした発言。

維新の本質は社会保障に税金を使う事を全否定で弱者切り捨て。

中堅サラリーマン層などある程度儲けている「勝ち組」的気分感情を煽り、住民の間に分断を持ち込んでいます。

この10年間で維新は弱い物をいたぶり、分断の組織化と固定化を進めました。
そして今やモンスターのような「集票マシーン」へと変貌しました。

国会議員、地方議員数百名が選挙ごとに電話かけや街頭宣伝を繰り返し、ノルマ達成を日々点検している。

次回:大阪における維新の組織票