大東市では地域包括支援センターが予防マネジメント・予防プランをほぼ100%に近い数で受け持っていました。
2020年3月から予防マネジメント・予防プランを民間の居宅介護事業所へ再委託していく方針を取りました。
しかし、予防マネジメント・予防プランを引き受けてくれる事業所は少数でその間にも利用者数は増えるため、予防のケアプラン難民が発生していました。
大東市は苦肉の策として「加算」制度を作りました。
しかし、単なる加算ではなく「加算」にはある条件が付けられました。
週1回以上、①インフォーマルな活動に参加・継続していること、そして、さらに
②元気でまっせ体操に参加し、訪問・通所サービスの利用が不要となること、
さらに。元気でまっせ体操を継続していることが条件となります。
それが、年間通して達成できていた場合に介護保予防支援の431単位×12カ月分へ①3756単位と②3756単位が「加算」され、合計12684単位/年間となります。
12684単位は要介護1・2のケアプランの報酬(1057単位×12カ月分=12684単位)と同額となります。
この加算制度についてケアマネージャーの意見を聞きました。
【大東市内ケアマネジャーアンケートの概要】
〇対象 大東市内の居宅介護支援事業所 31ヵ所
〇実施方法等
2020年6月17日アンケート用紙発送
6月30日 回収期限
〇回収数
事業所数 19事業所 (61.2%)
回答ケアマネジャー数 47人
1 予防マネジメント・予防プランの再委託の「加算」について
大東市は要介護者のケアプラン料と比べて安い予防プラン料について、独自の加算をつけることで、「要介護1,2の居宅介護支援費と同額になる」としています。
しかし、加算を取得するためには「訪問型・通所型サービスの終了」「でまっせ体操参加継続」等があり、実際はかなり困難です。
これについてケアマネジャーの意見は、「賛同できる」との回答はわずか2人(4.3%)でした。最も多かったのは「賛同できない」で25人(53.2%)と過半数のケアマネジャーが反対意見であることが分かりました。
記載された意見
意見①「賛同する」に記載された意見はありませんでした。
意見②「どちらともいえない」に記載された「ひとこと」
加算をつけ報酬が上がることは良いというが居宅サービス計画書作成の手間と比べてあげることは妥当だが、めんどうすぎて、そもそも加算を出す気力があるのかを疑う
通所とヘルパーを利用されていた所から、そこを利用をやめて替わりとなる「でまっせ体操」等を利用をはじめるときがむずかしい部分なのかなと思いました。でまっせ体操を見学したことがないので一度見学したいです。
でまっせ体操がどこで行われているのかわからなく、規模もわからない。
大東市として加算の要件を決められたことに意見はありませんが・・・・。
意見③「賛同できない」に記載された「ひとこと」
支援の加算という方法ではなく、支援費のUPをお願いしたい。ケアマネジャーの関りは介護度によってかわるとは思わない。
居宅の特定事業所加算とは同額になりません。
御利用者様それぞれに必要なサービスがあり、どうしても外せない事や、体操への参加を本人が拒否する場合もあると思う。その場合は加算が取れないというのは理解ができない。
要件クリアは難しいのでは…
サービスを利用したままでも、でまっせ体操等に参加継続させてあげたい。
サービスを利用したままでも、少なくていいから加算をつけてほしい。
通所サービスの終了はあり得ない。人は少しずつ年をとるにつけ体力はおとろえます。維持する必要があります。元気でまっせ体操を無理におしつけているような気がします。誰が決めているか公開すべきです。
でまっせ体操に行けない利用者もいます。
通所型・訪問型サービスを利用し生活を維持できている利用者様がいます。
「デイに行けるから元気になれる」「でまっせ体操に一人で行けない、地域の人と交流は難しい」と言う方に、終了に向けての支援をする事ができない。
プラン料が、そんなことで決められるのは賛同できない。
同額程の加算があるのであれば、要介護1・2で良いのではないでしょうか。毎月必ず訪問しますし、モニタリングも行います。大東市は坂が多く、現地まで行くのが困難な方も多い。支払いが1年後というのもどうかと思います。事務の簡素化が叫ばれている時代に逆行している様にも思います。
「加算」をつけたので予防プランを持つべきのように強制されている。しかし「加算」に条件をつけやりづらさを感じる。
加算がある事は賛同できるが、条件、要件があることで利用・活用しにくくなっている。もっと、選択肢が多い中で、「選べれる」事が利用者には大事かと感じてる
利用者の状況にあったプランが立てられない
要支援者には80代の方も多く外出先の移動手段の確保ができないなどの問題があります。乗り合いバスもあるようですが、自宅まで来てもらえれば出かけられるという話をされます。「でまっせ体操」はDVDをもらったら自宅で行えるとも聞きました。
通所可能な体操する場所がない場合。
加算を取るための書類も、又請求の仕方も全てにおいて複雑。仕組みがややこしい、先日の説明会で理解しているケアマネは皆無です。仕組みばかりややこしくして、この加算は取れない。仕組みを複雑にして加算を取らさないようにしているように感じる。市(□□氏、〇〇氏)としては、上から「こんなに加算を取れる環境を準備しているように」と思っているかもしれないが…本当に救いようがない方々だと思う。
加算よりまずは、相談しやすい関係や利用の際の流れの簡素化の方がお願いしたい。もちろん加算もありがたいが
継続して訪問型通所型サービスを利用されている方の終了が難しく、インフォーマルな活動につなぐのは難しいことが多い
利用者が高齢ということもあり、状態を維持していくだけでも困難。また様々な疾患を抱えている利用者が多い中、専門職のいない「げんきでまっせ体操」の継続のみで残存機能が維持できるとは思わない。
先日の研修で加算の説明を受けました。しかし理解しづらく、自分は加算を取らない方針でやっていきます。後で却下されるのも嫌ですので。
ケアマネジャーの役割を根底から覆す傲慢なやり方に大反対!加算が取れるからとは言っていますが 要件の内容がとても強引なものとなっています。人それぞれの生活様式が違うように楽しみ方や過ごし方など一人一人のものだと思いますが、これはすべての人をそこに当てはめていますよね。強引そのものです。
目的が不明瞭。予防プラン対象者の本来のケアマネージメントになっていないのではないでしょうか?でまっせ体操を肯定化する為にしか思えない。(実際の評価が不明)
意見④「その他」に記載された「ひとこと」
加算がややこしい
加算の仕組みが必要以上に複雑すぎる。なぜ複雑な仕組みにしているのか疑問であり、単純化できない理由を知りたい。加算算定に取り組む事業所を故意に減らしているのではないか。
まだ加算要件の説明がされておらず、詳細が理解できていません。
でまっせ体操ですが、地域によっては2~3くらいなので参加しても面白くないので参加したくない利用者様もいます。
外出することは苦手だが、家の中で家族と過ごし、畑作業を生きがいにしている方もいる。加算のため、でまっせ体操に参加を促すようなことにならないか?外にでることだけがリハビリではないでしょうか?
皆、元気になっていただけるよう自立を目指し支援をと常に考えていますが、サービス終了できず、逆に介護になられる方もやはりおられますし、(持病やケガ、骨折等)その中で加算に条件をつけるのは、どちらともいえません。ましてや、体操に参加するのがご本人にとって自立に向けての支援になるのか、と感じる方もおられます。
沢山の本音が寄せられびっくりしています。
ケアマネージャーさんが口々に言っている様に、利用者の状況や意向に沿ったプランが作れるように、元気でまっせ体操を押し付けるのではなく、多様性、複数選択が可能な形にしていく事が求められます。
加算制度は介護サービス切り捨て路線をあらわにしています。
元気でまっせ体操押し付けの加算制度は撤廃し、予防マネジメント、予防プランの報酬を引き上げていく事を求めます。
2020年3月から予防マネジメント・予防プランを民間の居宅介護事業所へ再委託していく方針を取りました。
しかし、予防マネジメント・予防プランを引き受けてくれる事業所は少数でその間にも利用者数は増えるため、予防のケアプラン難民が発生していました。
大東市は苦肉の策として「加算」制度を作りました。
しかし、単なる加算ではなく「加算」にはある条件が付けられました。
週1回以上、①インフォーマルな活動に参加・継続していること、そして、さらに
②元気でまっせ体操に参加し、訪問・通所サービスの利用が不要となること、
さらに。元気でまっせ体操を継続していることが条件となります。
それが、年間通して達成できていた場合に介護保予防支援の431単位×12カ月分へ①3756単位と②3756単位が「加算」され、合計12684単位/年間となります。
12684単位は要介護1・2のケアプランの報酬(1057単位×12カ月分=12684単位)と同額となります。
この加算制度についてケアマネージャーの意見を聞きました。
【大東市内ケアマネジャーアンケートの概要】
〇対象 大東市内の居宅介護支援事業所 31ヵ所
〇実施方法等
2020年6月17日アンケート用紙発送
6月30日 回収期限
〇回収数
事業所数 19事業所 (61.2%)
回答ケアマネジャー数 47人
1 予防マネジメント・予防プランの再委託の「加算」について
大東市は要介護者のケアプラン料と比べて安い予防プラン料について、独自の加算をつけることで、「要介護1,2の居宅介護支援費と同額になる」としています。
しかし、加算を取得するためには「訪問型・通所型サービスの終了」「でまっせ体操参加継続」等があり、実際はかなり困難です。
これについてケアマネジャーの意見は、「賛同できる」との回答はわずか2人(4.3%)でした。最も多かったのは「賛同できない」で25人(53.2%)と過半数のケアマネジャーが反対意見であることが分かりました。
記載された意見
意見①「賛同する」に記載された意見はありませんでした。
意見②「どちらともいえない」に記載された「ひとこと」
加算をつけ報酬が上がることは良いというが居宅サービス計画書作成の手間と比べてあげることは妥当だが、めんどうすぎて、そもそも加算を出す気力があるのかを疑う
通所とヘルパーを利用されていた所から、そこを利用をやめて替わりとなる「でまっせ体操」等を利用をはじめるときがむずかしい部分なのかなと思いました。でまっせ体操を見学したことがないので一度見学したいです。
でまっせ体操がどこで行われているのかわからなく、規模もわからない。
大東市として加算の要件を決められたことに意見はありませんが・・・・。
意見③「賛同できない」に記載された「ひとこと」
支援の加算という方法ではなく、支援費のUPをお願いしたい。ケアマネジャーの関りは介護度によってかわるとは思わない。
居宅の特定事業所加算とは同額になりません。
御利用者様それぞれに必要なサービスがあり、どうしても外せない事や、体操への参加を本人が拒否する場合もあると思う。その場合は加算が取れないというのは理解ができない。
要件クリアは難しいのでは…
サービスを利用したままでも、でまっせ体操等に参加継続させてあげたい。
サービスを利用したままでも、少なくていいから加算をつけてほしい。
通所サービスの終了はあり得ない。人は少しずつ年をとるにつけ体力はおとろえます。維持する必要があります。元気でまっせ体操を無理におしつけているような気がします。誰が決めているか公開すべきです。
でまっせ体操に行けない利用者もいます。
通所型・訪問型サービスを利用し生活を維持できている利用者様がいます。
「デイに行けるから元気になれる」「でまっせ体操に一人で行けない、地域の人と交流は難しい」と言う方に、終了に向けての支援をする事ができない。
プラン料が、そんなことで決められるのは賛同できない。
同額程の加算があるのであれば、要介護1・2で良いのではないでしょうか。毎月必ず訪問しますし、モニタリングも行います。大東市は坂が多く、現地まで行くのが困難な方も多い。支払いが1年後というのもどうかと思います。事務の簡素化が叫ばれている時代に逆行している様にも思います。
「加算」をつけたので予防プランを持つべきのように強制されている。しかし「加算」に条件をつけやりづらさを感じる。
加算がある事は賛同できるが、条件、要件があることで利用・活用しにくくなっている。もっと、選択肢が多い中で、「選べれる」事が利用者には大事かと感じてる
利用者の状況にあったプランが立てられない
要支援者には80代の方も多く外出先の移動手段の確保ができないなどの問題があります。乗り合いバスもあるようですが、自宅まで来てもらえれば出かけられるという話をされます。「でまっせ体操」はDVDをもらったら自宅で行えるとも聞きました。
通所可能な体操する場所がない場合。
加算を取るための書類も、又請求の仕方も全てにおいて複雑。仕組みがややこしい、先日の説明会で理解しているケアマネは皆無です。仕組みばかりややこしくして、この加算は取れない。仕組みを複雑にして加算を取らさないようにしているように感じる。市(□□氏、〇〇氏)としては、上から「こんなに加算を取れる環境を準備しているように」と思っているかもしれないが…本当に救いようがない方々だと思う。
加算よりまずは、相談しやすい関係や利用の際の流れの簡素化の方がお願いしたい。もちろん加算もありがたいが
継続して訪問型通所型サービスを利用されている方の終了が難しく、インフォーマルな活動につなぐのは難しいことが多い
利用者が高齢ということもあり、状態を維持していくだけでも困難。また様々な疾患を抱えている利用者が多い中、専門職のいない「げんきでまっせ体操」の継続のみで残存機能が維持できるとは思わない。
先日の研修で加算の説明を受けました。しかし理解しづらく、自分は加算を取らない方針でやっていきます。後で却下されるのも嫌ですので。
ケアマネジャーの役割を根底から覆す傲慢なやり方に大反対!加算が取れるからとは言っていますが 要件の内容がとても強引なものとなっています。人それぞれの生活様式が違うように楽しみ方や過ごし方など一人一人のものだと思いますが、これはすべての人をそこに当てはめていますよね。強引そのものです。
目的が不明瞭。予防プラン対象者の本来のケアマネージメントになっていないのではないでしょうか?でまっせ体操を肯定化する為にしか思えない。(実際の評価が不明)
意見④「その他」に記載された「ひとこと」
加算がややこしい
加算の仕組みが必要以上に複雑すぎる。なぜ複雑な仕組みにしているのか疑問であり、単純化できない理由を知りたい。加算算定に取り組む事業所を故意に減らしているのではないか。
まだ加算要件の説明がされておらず、詳細が理解できていません。
でまっせ体操ですが、地域によっては2~3くらいなので参加しても面白くないので参加したくない利用者様もいます。
外出することは苦手だが、家の中で家族と過ごし、畑作業を生きがいにしている方もいる。加算のため、でまっせ体操に参加を促すようなことにならないか?外にでることだけがリハビリではないでしょうか?
皆、元気になっていただけるよう自立を目指し支援をと常に考えていますが、サービス終了できず、逆に介護になられる方もやはりおられますし、(持病やケガ、骨折等)その中で加算に条件をつけるのは、どちらともいえません。ましてや、体操に参加するのがご本人にとって自立に向けての支援になるのか、と感じる方もおられます。
沢山の本音が寄せられびっくりしています。
ケアマネージャーさんが口々に言っている様に、利用者の状況や意向に沿ったプランが作れるように、元気でまっせ体操を押し付けるのではなく、多様性、複数選択が可能な形にしていく事が求められます。
加算制度は介護サービス切り捨て路線をあらわにしています。
元気でまっせ体操押し付けの加算制度は撤廃し、予防マネジメント、予防プランの報酬を引き上げていく事を求めます。