晴海ヶ丘の空の下

大阪から淡路島に引っ越したアロマピアの 
“おばさんセラピスト” のひとりごと

美肌と美腸

2022年02月28日 | キレイとゲンキの話
最近は「腸活」という言葉を
よく聞くようになりましたね。

美肌キープのために、
腸内環境を整えるのが大切と
いうことが知られてきましたね

美肌ならぬ美腸 つまり腸の健康は
腸内細菌が支配していると言えますね。

腸内細菌を介して腸内環境を整えるためには
2つの方法があります。

①腸内細菌を摂取する
②腸内細菌を変化させる食品成分を摂取する

①は、いわゆるプロバイオティクスと呼ばれ
腸内細菌そのもの(乳酸菌やビフィズス菌など)

②は、いわゆるプレバイオティクスと呼ばれ
菌を変化させるエサとなる成分
(食物繊維やオリゴ糖など)

このプロバイオティクスとプレバイオティクスを
組み合わせた考え方を
「シンバイオティクス」と呼ばれるようになり、
今後はシンバイオティクスに注目が集まってくると
云われています。

では、腸と皮膚の関係性は
どうなっているのでしょうか?

腸内細菌が産生する
「フェノール性化合物」が
肌に悪影響を及ぼすことが
研究によって明らかになりました。

血中のフェノール化合物濃度が高いと
皮膚の各層細胞が小さくなり皮膚のバリア機能が
低下するということです。

実証実験でもプレバイオティクス飲料を
3週間摂取した女性ボランティアさんたちの
血中のフェノール化合物濃度が低下し、
各層細胞の増加が確認されました。

また「カテプシン」という
角層のターンオーバーに寄与する
タンパク質の増加も見られたと言うことです。

つまりプレバイオティクス飲料摂取により
肌のターンオーバーが正常化した可能性が
示されたと言うことですね。

このように腸内細菌の代謝物によって
皮膚への悪影響が確認されていますが、

腸が作り出す代謝物質はたくさんあります。
有益なものの中で代表的なものは
・短鎖脂肪酸(抗炎症物質、炎症低減効果)
・セロトニン(神経伝達物質、メラトニン生成抑制)
がありますね。

腸内環境が悪化すると、
これらの分泌が乱れることで、
皮膚や身体に不調をもたらすと
いわれています。

「腸活」大事ですね

乳酸菌やビフィズス菌、
食物繊維、オリゴ糖などが含まれた
*シンバイオティクスの食べ物や飲み物を
摂取して腸を元気にしてあげましょうね

シンバイオティクスの食べ物飲み物としては
乳酸菌飲料とオリゴ糖の組合せ
ヨーグルトとオリゴ糖の組合せ
納豆やぬか漬け、甘酒、塩麹、味噌に
海藻類や食物繊維の多い野菜の組み合わせ

キムチや発酵バター、チーズと
食物繊維の多い野菜の組み合わせも良いですね。

脂質と糖質(特に白砂糖)の取りすぎが、
腸内の悪玉菌を増やすといわれているので、

シンバイオティクスを意識して
今夜は海藻と野菜たっぷりのお味噌汁は
いかがですか?

*シンバイオティクスとは
生きた有用菌と、有用菌の栄養源を同時に摂取することで、
腸内環境がより効果的に整い、健康増進に役立つと考えられています。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。