チコリはヨーロッパ原産の
とても美しい澄んだ青色の花で、
よく清らかな乙女の瞳にたとえられます。
伝説も少女にまつわるお話が多く、
ドイツではこの花の透き通るような
清らかな青さは、一人の少女の涙からできたとされ、
いつまで待っても帰ってこない恋人を想い、
待ちわびた少女が道端で流した涙が
チコリに姿を変えたそうです。
今でもドイツではウェグワート
(道で待ちわびる人)と呼ばれています。
また別の国では少女の恋人は漁師で、
ある日恋人が漁に出かけますが、
予定の時間が過ぎても、
恋人の乗った船は戻って来ませんでした。
やがて夜が更け、朝になっても帰ってこない
恋人を想い、少女は港にたたずんだまま、
じっと海のかなたを見つめて
涙を流していました。
その涙と海の色が一緒になって、
青い花に姿を変えたといわれています。
この花が1日5時間しか開いていないのは、
それ以上咲いていると涙が枯れてしまうからだそうです。
青い花が注目された時代から、
1836年ナポレオンの植民地封鎖によって、
ヨーロッパで、コーヒーが不足し、
チコリの根が代用コーヒーとして
注目されるようになりました。
道端に生えていたチコリが野菜のように畑に植えられ、
太く膨らんだ根を持つ栽培種に品種改良され、
イチジクを加えることによって、
味をよりコーヒーに近づけ、
当時は非常にもてはやされたそうです。
でも、植民地封鎖が解かれると、
すぐに本物のコーヒーが
再び飲まれるようになったそうです。
また、ニコチンを緩和するのにも役立つので、
愛煙家の皆さんはコーヒー代わりに
愛飲されるのはいかがでしょうか。
効能
ヨーロッパの古い薬草学には、
青い花は憂鬱とメランコリーの治療に
用いられたそうで、
有名なイギリスの医師バッチ博士は、
38種のフラワーレディーを開発し、
チコリも博士のレシピの中に収められています。
人間はメランコリックになると、皮膚が荒れ、
胆のうと肝臓の機能が低下するため、
メランコリーの際に魂と体の浄化にチコリを用い、
肝臓、胆のうを刺激して癒す働きをすると
考えられていました。
葉、花、種、根のすべてが、肝臓を浄化したり
血液をきれいにしたり、コレステロール低下に
役立つとも言われています。
また利尿、便秘の解消、母乳の出をよくする作用も
よく知られています。
料理
チコリ古代ローマ時代から、サラダにして
食べられていたそうで、花びらをサラダに
散らしたり、かすかな苦味のある葉を
松の実と混ぜサラダのトッピングに
用いるのもよいでしょう。
株に土をかぶせて保温するとできる白い葉球(軟白野菜)は、
フランス料理やイタリア料理のオードブルなどで
おなじみのチコリですね。
チコリのハーブティー個性の強いハーブなので、
ストレートで飲まれることをおすすめします。
コーヒーのようにミルクを入れて飲まれるのも良いでしょう。
妊婦さんや授乳中の方も、ノンカフェインなので安心して飲めます。
[チコリオーレ]
ドライハーブ
チコリ 小さじ1杯
牛乳 50cc
浄水 100cc
ハチミツ又は極楽糖 適宜
◎作り方
1. 鍋で、お湯を沸かし火を止めチコリを入れる
2. 1.に牛乳を入れ、再び暖め沸騰する直前で火を止める
3. 2.にふたをして、少し蒸らす
4. 3.を茶こしで濾し、カップに注ぐ
甘味として、ハチミツ又は極楽糖を入れると、
まろやかでおいしいので、おすすめです。
[チコリ紅茶]
ミスマッチなようですが、なんとも不思議なおいしさです!
紅茶の種類は、セイロンやイングリッシュブレックファーストなど
クセのないものを選んで下さい。
ダージリンやアールグレーは、不向きと思います。
さらにジャスミンを加えてみると、フレーバーコーヒーのようでもあり、
フローラルティーでもある、なんとなくハマってしまう味わいになります。
ぜひお試しを!
ドライハーブチコリ 小さじ1杯
紅茶 ティーバック1袋
(ジャスミン 小さじ1)
ハチミツ又は極楽糖 適宜
美容
チコリを内服すると、皮膚を浄化する働きがあるので、
ハーブティーだけでなく、チンキ剤や浸出液を、
ニキビなどの場合は湿布するのもよいでしょう。
[内服用チンキ]
チコリ 10g
ホワイトリカー 100cc
◎作り方
1. 密封容器にホワイトリカーとチコリを入れ、10日間冷暗所に置く
2. 1.をろ過し(コーヒーフィルターを利用すると便利です)
コップ1杯のお湯やミネラルウォーターに数滴落として飲む
ろ過したチンキは、再び密封容器に入れ、冷暗所に保存する。
とても美しい澄んだ青色の花で、
よく清らかな乙女の瞳にたとえられます。
伝説も少女にまつわるお話が多く、
ドイツではこの花の透き通るような
清らかな青さは、一人の少女の涙からできたとされ、
いつまで待っても帰ってこない恋人を想い、
待ちわびた少女が道端で流した涙が
チコリに姿を変えたそうです。
今でもドイツではウェグワート
(道で待ちわびる人)と呼ばれています。
また別の国では少女の恋人は漁師で、
ある日恋人が漁に出かけますが、
予定の時間が過ぎても、
恋人の乗った船は戻って来ませんでした。
やがて夜が更け、朝になっても帰ってこない
恋人を想い、少女は港にたたずんだまま、
じっと海のかなたを見つめて
涙を流していました。
その涙と海の色が一緒になって、
青い花に姿を変えたといわれています。
この花が1日5時間しか開いていないのは、
それ以上咲いていると涙が枯れてしまうからだそうです。
青い花が注目された時代から、
1836年ナポレオンの植民地封鎖によって、
ヨーロッパで、コーヒーが不足し、
チコリの根が代用コーヒーとして
注目されるようになりました。
道端に生えていたチコリが野菜のように畑に植えられ、
太く膨らんだ根を持つ栽培種に品種改良され、
イチジクを加えることによって、
味をよりコーヒーに近づけ、
当時は非常にもてはやされたそうです。
でも、植民地封鎖が解かれると、
すぐに本物のコーヒーが
再び飲まれるようになったそうです。
また、ニコチンを緩和するのにも役立つので、
愛煙家の皆さんはコーヒー代わりに
愛飲されるのはいかがでしょうか。
効能
ヨーロッパの古い薬草学には、
青い花は憂鬱とメランコリーの治療に
用いられたそうで、
有名なイギリスの医師バッチ博士は、
38種のフラワーレディーを開発し、
チコリも博士のレシピの中に収められています。
人間はメランコリックになると、皮膚が荒れ、
胆のうと肝臓の機能が低下するため、
メランコリーの際に魂と体の浄化にチコリを用い、
肝臓、胆のうを刺激して癒す働きをすると
考えられていました。
葉、花、種、根のすべてが、肝臓を浄化したり
血液をきれいにしたり、コレステロール低下に
役立つとも言われています。
また利尿、便秘の解消、母乳の出をよくする作用も
よく知られています。
料理
チコリ古代ローマ時代から、サラダにして
食べられていたそうで、花びらをサラダに
散らしたり、かすかな苦味のある葉を
松の実と混ぜサラダのトッピングに
用いるのもよいでしょう。
株に土をかぶせて保温するとできる白い葉球(軟白野菜)は、
フランス料理やイタリア料理のオードブルなどで
おなじみのチコリですね。
チコリのハーブティー個性の強いハーブなので、
ストレートで飲まれることをおすすめします。
コーヒーのようにミルクを入れて飲まれるのも良いでしょう。
妊婦さんや授乳中の方も、ノンカフェインなので安心して飲めます。
[チコリオーレ]
ドライハーブ
チコリ 小さじ1杯
牛乳 50cc
浄水 100cc
ハチミツ又は極楽糖 適宜
◎作り方
1. 鍋で、お湯を沸かし火を止めチコリを入れる
2. 1.に牛乳を入れ、再び暖め沸騰する直前で火を止める
3. 2.にふたをして、少し蒸らす
4. 3.を茶こしで濾し、カップに注ぐ
甘味として、ハチミツ又は極楽糖を入れると、
まろやかでおいしいので、おすすめです。
[チコリ紅茶]
ミスマッチなようですが、なんとも不思議なおいしさです!
紅茶の種類は、セイロンやイングリッシュブレックファーストなど
クセのないものを選んで下さい。
ダージリンやアールグレーは、不向きと思います。
さらにジャスミンを加えてみると、フレーバーコーヒーのようでもあり、
フローラルティーでもある、なんとなくハマってしまう味わいになります。
ぜひお試しを!
ドライハーブチコリ 小さじ1杯
紅茶 ティーバック1袋
(ジャスミン 小さじ1)
ハチミツ又は極楽糖 適宜
美容
チコリを内服すると、皮膚を浄化する働きがあるので、
ハーブティーだけでなく、チンキ剤や浸出液を、
ニキビなどの場合は湿布するのもよいでしょう。
[内服用チンキ]
チコリ 10g
ホワイトリカー 100cc
◎作り方
1. 密封容器にホワイトリカーとチコリを入れ、10日間冷暗所に置く
2. 1.をろ過し(コーヒーフィルターを利用すると便利です)
コップ1杯のお湯やミネラルウォーターに数滴落として飲む
ろ過したチンキは、再び密封容器に入れ、冷暗所に保存する。