このイラストレーションは、ミッションのグランド・フィナーレの一部として、NASAのカッシーニ宇宙船の最終的なダイビングの間の、土星とその最も内側のリングの間の視界を描いている。カッシーニは、そのミッションを終える前にリングと惑星の間を22回周回し、その後、2017年9月15日に最終的に土星に飛び込んで消えた。
<出典>: 「カッシーニ(assini)」
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<ひとこと>: 土星探査宇宙船カッシーニ・ホイヘンスは、日本時間1997年10月16日に、ケープカナベラルからタイタンロケットで打上げられた。7年、35億キロメートルの旅の後、日本時間2004年7月1日に土星に到着した。この宇宙船には土星の衛星タイタンに降下して調査する探査機ホイヘンス(Huygens)を積んでいた。カッシーニの名は、土星のリングの間隙を発見した17世紀のイタリアの天文学者、ジョバンニ・ドメニコ・カッシーニにちなんで、また、ホイヘンス探査機は、1655年にタイタンを発見したクリスチャン・ホイヘンスにちなんで名付けられている。カッシーニは2017年9月に最終的に土星に飛び込んでミッションを終えたが、その前に、グランドフィナーレとして、土星の最も内側のりングと土星の表面との間に何があるかを調べた。リングを構成する氷や岩の塊に衝突して破壊されることも危惧されたが、この間にはほとんど何もないことが分かった。カッシーニの詳細はホームページの「土星探査写真集」から。
<お断り>: コロナウィルスの世界的流行により、NASAを含む、世界的な活動に影響を与えています。この際これまでに掲載できなかった記事や、ウィルスと無縁な宇宙ステーションからの記事、以前の特筆すべき記事などを含めて掲載しています。