今日の至は、惑星地球の北半球に夏をもたらす。しかし、リングの惑星土星の北の夏至は、3年前の、2017年5月24日であった。ガスの巨人を周回する土星の月タイタンは、地球年で約7年の土星の季節を経験する。地球型惑星水星より大きなタイタンが、その北の夏が始まった約2週後に、このカッシーニ宇宙船のイメージに捕えられた。この近赤外線の視界は、約 507,000 キロメートルの距離から見られた、タイタンの密度の濃い霞んだ大気の中を漂う明るいメタンの雲を見ている。雲の下の暗い炭化水素の湖が、その完全に照らされた北極の近くに広がっている。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
<大判>: 大判はイメージをクリック。
<ひとこと>: これは夏至に関する記事ですが、時差の関係で掲載は必然的に一日以上遅れます。土星の衛星タイタンは、太陽系で、地球以外に液体の海、川、雨などを持つ唯一の天体です。但しその液体は水ではなく冷たいメタンです。
<日食速報>: 6月21日の日食の記録は以下の通り。
石垣島天文台(むりかぶし:左)、沖縄那覇(中央)、なよろ市立天文台(きたすばる:右)の蝕の最大付近のイメージ。左右は国立天文台の中継から録画。なお石垣島は最大の時点で雲が覆ったので数分後の写真(最も食が大きいので暗い)。
中継の録画全てを見るにはホームページの 国内機関による中継とビデオ から。