天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

NASA、ESAを始め主に外国の宇宙探査情報を
ハッブルから宇宙ステーションまで、幅広く、毎日
提供しています。

6月13日: 地球規模の大気汚染マップ

2020年06月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル5P衛星からのデータを使ったこのマップは、14日間の変動する平均を使った二酸化窒素の濃度を示している。このマップは、世界規模での変化を示しているだけでなく、ヨーロッパの都市またはエリアにズームインする可能性も提供している。この平均マップは、また、多くのエリアに見える二酸化窒素濃度の急激な縮減による COVID-19 によるロックダウンの影響を反映している。これらの影響は、今、世界中で容易に見ることができる。我々の大気の二酸化窒素濃度は、大気のガスの残存期間に影響を及ぼす、日光、温度、風などの気象状況変化によって、日々非常に広域に変化する。そのため、全地球の二酸化窒素濃度の正確なマッピングと分析のために、この例では14日間の、相当な期間のデータを分析することが必要になる。二酸化窒素は、電力施設、船、他の産業施設からつくり出され、呼吸系疾患を増し、人間の健康に明らかな影響を与える。大気の質の深刻な懸念から、コペルニクス・センチネル5Pは、2017年に、世界中の大気の汚染物質の量をマップするために打上げられた。(以上、要点のみ)

<出典>: 「センチネル5P(Sentinel-5P)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: 大気中の二酸化窒素濃度は人間の活動を直接反映します。そのためコロナウィルスによる都市などの閉鎖によって、特に武漢を含む中国北部、イタリア北部、フランス、スペイン、インドなど、一時的な急激な減少が見られました。詳細は上のリンクから(英語)。 

コメント